年に2回行われる大阪ねこの会の定期集会へいってきました。
大阪ねこの会とは、猫のボランティアさんをつなぐ
ネットワーク作りをされておられます。
毎日猫のために奔走されている方の負担がすこしでも軽くなるように
猫のとりまく環境がよりよくなるようにみんなでがんばっています。
どなたでも会員になれます。
何かしろと強要される事はありません(笑)。
私たちのTNR活動も初心者講習を受けてはじめることができました。
無料手術を受ける事が出来たり、相談できたり、仲間が増えたり
お互いを助け合う事ができ、とてもためになるお得な会です。
しかもなんと会費無料〜
大阪ねこの会 http://www.nyan5656.com
今年も「やるで!大阪さくらねこプロジェクト2017」が行われる事に
なりました。無料手術の目標頭数は2000匹です。
大阪では殺処分数が毎年1000匹ずつ減っているそうです。
これを続けると数年後にはゼロに近い数字になるのでは、、、
と希望を持てる見解です。
みんなでがんばっています。
NPO法人ペットライフネットさんの吉本由美子代表さんのお話は
「猫と高齢者」です。
高齢者は飼育困難でペットとの暮らしを諦める方が多いのですが
高齢者もペットと暮らせるように支援する活動をされておられます。
これは、いいですよね〜それになにより、これからの時代必要ですね!
大阪で4月23日に豪華なパネリストが来られる勉強会もあります。
残席あとわずか、早くお申し込みください〜。
今回は、NPO法人ねりまねこさんが特別に講演に来てくださいました。
せっかくですので、講演内容をご紹介〜
ねりまねこさんといえば、練馬区の地域猫推進ボランティアさんとして
活躍され、毎日猫の情報を分かりやすく、発信されておられる
猫ボランティアなら誰もが知る人気ブロガーさんです。
私たちもねりまねこさんのブログをいつも読んで、ためになったり
はげまされたりしております。
2015年に六本木のトークイベントにいったり、今年もシンポジウムに
行かせていただいて、すっかりファンのようです(笑)。
練馬区は東京ですが、埼玉と隣接して畑や田んぼもあり、人口が多く
猫の数も多いそうです。
ねりまねこさんの活動は、2010年に自宅の庭に餌をあたえていた雌猫が
妊娠して、手術をしようとしたところからはじまったそうです。
わたしたちと同じですね〜
でも違うのは、練馬区では2009年から地域猫活動が
始まっていたことです。
ねりまねこさんは、ボランティアに登録され、活動を開始されました。
2012年に動物愛護推進委員となられ、 2014年にNPO法人化されました。
登録ボランティアの活動とは、、、猫好きの猫のための活動ではなく
町の環境保全のため、猫好きも猫嫌いも地域住民が自分たちで解決できる
ように情報を提供したり、問題解決をコーディネートする活動です。
決して猫をひきとったりする行政の下請けや町の便利屋ではありません。
猫の問題は全国共通、どこも同じ問題がおきています。30Pにわたる
マニュアルがありますので、誰にでもできるようになっています。
まずは、苦情や相談のあった猫の問題に困っている場所に出向き
広報、啓発をすすめます。
自治会、町内会に保健所職員と出向き、主旨の説明にいかれるそうです。
行政とともに行う活動です。
ご理解を得られやすく、事がスムーズにすすみますよね。
感謝はされても、誰も文句をいうようなことはないそうです。
私たちの活動する地域では行政が関わっていないので
後ろ楯となるものがなく、罵倒され押し問答になり
警察沙汰になることもしばしば、、、
理解も得られにくい所が多く、苦労している人の方が多いです。
許可が得られず、こっそり手術だけする事も多いです。
ここの部分、関わりがいちばん難しいです。
その次は現場作業です。TNR、餌やり、糞尿被害対策です。
ここは同じですね。
ただ猫トイレなんかは、提案しても理解がないとなかなかおけませんね。
私たちの地域では、なんでそんなもの置かないといけないんだと
いわれてしまいます、、、。
そのあとの個体管理も大事です。
カッパちゃんは、お家の猫になりました〜
登録ボランティアさんはどんどん増えてきております。
地域の方に理解を深めてもらう為には、餌やりマナーを守る事が大事です。
地域猫活動は猫ボランティアだけがするのではなく、地域住民が行う事に
よって小さな単位のグループを増やすことでひろがっていくそうです。
ボランティアや餌やりさんだけががんばっていては広がらないそうです。
練馬区の地域猫制度はどんどんと進み、猫が産まれる事がなくなると
猫の苦情が減り、引き取り数はわずか13頭になりました。
地域猫活動が進むと猫の数が減りますので、保護も容易になり
動物愛護活動にすすみやすくなります。
千代田区は殺処分がゼロとなり、保護譲渡にも力をいれているそうです。
こうなると苦情どころか猫がいなくなるそうです〜
私たちの地域ではまだまだTNR中心の活動ですね、、、。
東京の他の地域もどんどん地域猫活動が進んで来ています。
東京の殺処分数は猫が724匹です。
(大阪は都道府県ワーストで3700匹、、、)
これが進めば殺処分ゼロはもうまもなく実現するんではないか
と思います。
地域猫活動を行う事によって、猫が増え続ける事はなくなり
猫は管理され糞尿被害は対策が行われ、餌やりマナーも向上します。
猫の数が減っていくと、猫による被害もどんどん減っていきます。
その結果として猫の殺処分も減ります。
人が密接して暮らす都市部では、猫の問題が絶えません。
対策が必要です。
地域猫活動は、猫と人が無理なく共生できる最善の方法なんですね。
とても分かりやすくて、あまり質問がでなかったくらいです!
まだ続きます〜
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あこがれの地域猫活動〜
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