猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

Wキャリアのケンくんが教えてくれたこと!みんなの願い〜

2020-02-21 23:13:22 | 2020年、保護猫、預かり猫、代理募集
ケンくんがとうとう天国に
旅立ってしまいました。
この日が来るのが怖かったです。
ケンくん、SNSなどでいつも見かける姿は
元気そのもので、こんな日ができるだけ
遅く来てほしいと願った3年でした。

いつもうさぎさんと楽しく遊んだり
牧草を食べたり笑
里親さんにべったりの甘えたケンくん。
ずっと健康でいられますようにと
名付けてもらいました。

猫白血病の猫って発症するまでは
すこぶる元気!
もうウィルスはいないんじゃないかな
と思うくらいでした。

猫白血病でも大人になってからの感染だと
10歳以上生きる猫もいて
そうなったらいいなと思うのですが
母子感染であれば
2歳くらいで発症することが
やはり多いのです。

ケンくんは保護時2歳くらいでしたので
もう5歳くらいでしょうか。
心臓の近くに腫瘍があったので
呼吸がしんどそうでした。

私たちが会いにいった時も
やや呼吸が荒かったですが
お目目まんまるでなでさせてくれました。

里親さんは懸命に手厚い完全看護を
してくださいました。
お灸や冷え取りもしてもらって
酸素室も準備され、至れり尽くせり
発症して1か月もがんばってくれました。

ケンくんはあふれんばかりの愛情に包まれて
大好きなママやうさぎさんに見守られ
直前まで足をふみふみして
幸せに旅立ったように思います。

里親さんは出張の多い仕事をされていたのに
ちゃんと里親さんのおられる時を見計らって
いました。
なんて賢くて、健気でかわいい猫なんでしょう。

里親さんはすぐに連絡をくれました。
私たちは、里親さんが溺愛してくれていたので
この日が来るのが心配でした。
オロオロ。

でも里親さんは、すごく落ち着いていて
毅然とされていました。
そうですね
3年間毎日覚悟の上で
一緒に暮らしてくれて
いたからなんですよね。

一緒に入れる時間が短いからこそ
濃密な時を過ごしてくださいました。
ケンくんともっともっと
一緒に過ごしたかったと
何度思われたか知れません。

里親さんにこんな辛い思いを
させてしまってと思うところが
私たちにはあるのですが
出会わせてくださってありがとうございます。
とても幸せな3年間でした
と言ってくださる里親さんなのです〜(涙)。

もう感謝してもしきれません。

これからもケンくんは
里親さんの心の中で永遠に幸せに
かわいい猫のまま
生き続けていくでしょう。
いつまでもずっと一緒だよ!

わたしたちとケンくんを
里親さんにつないでくださった
エイベットにおられた碓井さんが
ブログにしてくださいました。

もう私たちの思いはただひとつ!
こんなかわいい猫が捨てられる社会を変えたい。
不幸な猫を減らしたい。
猫はみんな幸せでいてほしい。
それぞれに外猫問題に真剣に取り組んでいます。

ケンくんが教えてくれたことが
まだまだいっぱいあります。

キャリア猫も幸せになれる!
キャリア猫って何匹も保護してれば
必ず出会います。

白血キャリアの猫の猫生は短い
だからこそ、家で暮せるように
してやりたいのに
なかなかお家が見つかりません。
余命が2〜3年の猫を迎えるのは
つらいと思いますよね。
すでにノンキャリアの先住猫のおられるお家は
迎えられませんし
病気の猫を迎えることは大変そうだし
勇気がいりますよね。

健康で若い猫がいい!
そりゃそうにきまってます。
私もそうでした。
でも里親さんは短い猫生だからこそ
うちにおいでと言ってくださいました。

最初からこんなにかわいくて
ふわふわではなかったんです。
外では細くてきつい目をしていました。
保護してからもツンデレで時折シャーと
クールでした。

里親募集のお写真。


私もキャリアの猫を保護して変わりました。
キャリアでもハンデがあっても、シニアでも
猫はみんなかわいい!!
みんな等しく幸せになれる権利がある!
どの猫も普通のかわいい猫です。

ハンデがある分、訴える強いパワーがあります。
そのメッセージを受け取ってほしい。
猫はそんなこと何も考えないで
懸命に今を生きています。
そんな猫と暮らす喜びをしってほしい。


看取ってやれることは幸せなことです。
明るい介護、幸せな看取り。
猫の寿命は短いです。
その短い生涯を通して私たちにいろんなことを
教えてくれます。
生きる楽しさ、悲しさ
一緒に過ごすすばらしさ
すべてを共にする家族なのです〜

キャリアの猫は分かってるだけに
やりやすいところもあります。
それにそんなにケアは必要ではないです。
発症するまですこぶる元気笑。
発症しても、猫がして欲しそうなことを
してやればそれでいいのです。
ごはんを食べてくれた!
トイレに行けた!
ゴロゴロ言ってくれる!
それは飼い主にとって大きな喜びです。

看護や介護はできる範囲でいいのです。
できない部分だけをお手伝いしてやれば
猫は基本自立しています。

しんどくても懸命に生きる姿に心を打たれます。
逆に励ましてもらって、助けてもらってるのは
自分なんだと気付かされます。
その大変さを一緒に乗り越える感動が
あるんだと思います。

大阪では障害のある猫さんの譲渡会が
都島区で行われています。
パニャリンピック〜

わたしももし里親になれるのであれば
ご縁があるのであれば
キャリア猫やハンデのある猫
と暮したいと思っています。
まだまだ猫を迎えることは
できそうにないのですが、、、笑。

ケンくん、お空で
わたしたちがちゃんとやってるか
見守っていてね。

ケンくん安らかに、、、
大きな愛と勇気をありがとう!
みんなこんな幸せな最期を迎えられたらいいのに。
また会おうね!
楽しい猫生を送らせてもらった
奇跡の幸せ猫のケンくんでした。
コメント
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