近くで悲しい事件がありました。
高層マンションで散歩していた
猫ちゃんがいなくなり
落下事故で亡くなっていたそうです。
いつもは呼べば帰ってきてたそうで
この常時散歩する猫の話を富田林市でも
猫ともさん情報で多く聞きます。
やっぱりいなくなって翌日隠れていたのを見つけたとか
自分で帰ってきたとか、保護されて帰れたとかもあるのですが
やっぱり事故にあってしまうんですね。
猫ちゃんは帰れなくてどんな怖い思いをしただろう
飼い主さんの気持ちを考えると胸が痛いし
悲しい気持ちでいっぱいになります。
南河内ねこの会は
①猫の適正飼育
②遺棄や虐待の防止
③地域猫活動の啓発
をしています。
猫の適正飼育とは
①完全室内飼育②終生飼育③不妊手術をすること。
あとは迷子にさせないために脱走防止対策をすること
迷子になった時身元が分かるよう迷子札や
マイクロチップを装着することも必要となってきます。
まだまだ猫に散歩が必要と思っておられる方は
多いのだと思います。
特にペットショップ出身の猫ちゃんが多いです。
いつもは帰ってくる、ハーネスをつけている
庭だけベランダだけ、自分が見ているから
大丈夫といわれますが
今日は大丈夫でも明日は分からない。
家の中にいたら事故にあわないし迷子にならないです。
猫は家の中だけでストレスなく暮らすことができます。
窓の外を見せる、温度管理、換気をする
上下運動ができるようにする
おもちゃで遊ばせるなど工夫して暮らしましょう。
外で一度でも遊ばせるとやっぱり好奇心旺盛で
脱走してでも行きたがるので
一歩も出さないようにするのが
室内飼育のコツとなります。
猫を外に出す方は猫も外に行きたいだろう、喜ぶから
気分転換したいだろうと猫のために良かれと考えておられたり
テレビやSNSで見かけて猫に散歩がいる
と思ってる人も多いのです。
中にはキャンプや夏祭りに連れていく人もいます。
猫の散歩は推奨されていません。
猫は犬と違ってテリトリー外では
パニックになってしまいます。
そうなったら身体能力の高い猫に
飼い主でも制御はできません。
ハーネスなんてなんの意味もなく
何が起きるのが予想できません。
室内で飼いましょう。
外には家の中に入れてやりたい猫がたくさんいるのに
なぜ飼い猫が外で死なないとならないのか
出す人にはそれなりの理由があり
うちの子は大丈夫と思っておられ
なかなか伝わりにくいものがあります。
事故にあってからでは遅い。
我々にできることといえば
もっともっと啓発を続けていくしかありません。
もし周りにそのような方がおられたら
それとなく事故の危険性など伝えてみて欲しいです。
あと譲渡される方は必ず脱走防止対策をしてくれる
里親さんに譲渡しましょう。
それができない方に私はどんないい人でも
譲渡はできないです。
亡くなった猫ちゃんのご冥福をお祈りします。
追記
それが去勢してもマーキングで悩んでいて
獣医に相談したら散歩でもしたらいいと言われたそうです。
どんな獣医なんだろうか。
マーキングする猫はストレスがあるので
それを取り除くことだと思います。
まだまだ適正飼育の啓発が必要です。