いつの間にか雑誌がたまってしまった。
ゴロゴロしながら眺めてみる。
「音遊人 2019 Autumn」
おおっと! いきなり東儀秀樹さん。
「古典的な雅楽も、洋楽も、すべてが自分の音楽です」
知っているからこそ、どちらのよさも生かせる音楽を追求できる、だとか
音楽を自分の体に入れる、というお話が興味深い。
恩田陸さん。
もうすぐ映画「蜜蜂と遠雷」が公開になる。
このお話は、浜松国際ピアノコンクールが題材になっているということ。
前回のこのコンクールでは牛田智大さんが2位になって話題になったよね。
そしてまた何かの番組で、
このコンクールの審査委員長をつとめた日本人女性ピアニストのお話をきいたらば…
ピアノコンクールとは、世界規模の就職活動だ、ということ。
有名な世界の音楽コンクール(ピアノの場合)はいくつかあるのだけれど
たとえば
フレデリック・ショパン国際ピアノコンクール(ポーランド)は5年に一度
チャイコフスキー国際コンクール(ロシア)は4年に一度
エリザベート王妃国際音楽コンクール(ベルギー)は3~4年に一度
リーズ国際ピアノコンクール(イギリス)は3年に一度
ヴァン・クライバーン国際ピアノコンクール(アメリカ)は4年に一度
クララ・ハスキル国際ピアノコンクール(スイス)は2年に一度…
ていう具合で、毎年開催じゃないし、世界各国に散らばっているし。
さらにショパンコンクールはショパンの曲だけを演奏、
ヴァン・クライバーンコンクールは古典から現代まで幅広く演奏…
とか、全然課題曲が違う!
したがって、自分の得意な曲で勝負できるコンコールを選ぶのだとか。
そして、審査側の主観(好き嫌い)が入るのでは?という質問には
「入る」とハッキリ。
審査員それぞれの主観で審査し、審査員同士のディスカッションはしない、とのこと。
「この人をもう一回聴くために、私はきっぷ(チケット)を買うかな」
と考えたりするそうな。
「プロのピアニストとして羽ばたけるかの可能性を見出すのがコンクールだから」と。
ううーん、「蜂蜜と遠雷」観に行こうかな。
ピアノ吹替は川村尚子さん、福間洸太朗さん、金子三勇士さん、藤田真央さん。
他にも、茂木大輔さんにも(音楽のジャンル的に)食わず嫌いがあるんだ、って話とか
鍼灸師のかたの「腰から音を出す(良い音は腰から出てている)」という話
音叉を作る職人さんの「集中力と根気」という話、などなど。
「&Premium」
まさに、な特集でしたね。
「気軽に入れてリラックスできる行きつけの喫茶店を持つだけでひとりの時間はぐっと充実する」
(笑)
これね。実感したなぁ。大事にしようと思います。
それと、インプットとアウトプットの間には、
熟成させるためのひとり時間が必要なんだなってこととか。
なんだか、ゆっくりボーッとするつもりが、
いろいろ考えた時間でした。
きっと必要だったのねぇ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます