先日の地震で、
流通しているものは、そういうとても厳しい基準をクリアしたものなんですよ。
だから、躊躇する気持ちもわからなくはないけれど
流通しているものは大丈夫と思ってくれたら、と思いますけどね」
久しぶりの岩手の…知り合い?
リコーダー仲間?
うーん、歳が離れすぎな気もするけれど
今となってはともだち?
うん、友達ってことにしよう。
に連絡を取って以来、
私には岩手情報が流れ込んでくる。
岩手の風習を扱った番組。
宮城県の牡鹿半島。
…そういえば、子供の頃に牡鹿半島まで旅行に行ったことがあった。
そんなことを思い出す。
漁師さんのお宅が民宿をされていて、
そこに泊まって遊ぶ…みたいな?
(子供だったので、いろいろ不明点あり)
空の青さと海の透明さを鮮明に覚えている。
防波堤から海に躊躇なく飛び込んでいた同世代の子供たち。
ぜーんぜん、何を言っているかわからないおばあちゃんやおじいちゃん。
(たぶん、方言で話していらしたのよね)
被災後の農業を扱った番組。
岩手の友達がわざわざ遠回りして気仙沼から一関まで車で送ってくれたのは、
その意味は、と今でも考える。
田舎物差しだと近い、と笑っていたけれど、
やっぱり遠かったのではないかしら。
話したいから、って笑っていたけれど。
「実際に、自分の友達なんかが(農作物を)作ってますけど、
本当に厳しい基準なんです。いまだに作っても全部廃棄、なんてことになったりしてます。流通しているものは、そういうとても厳しい基準をクリアしたものなんですよ。
だから、躊躇する気持ちもわからなくはないけれど
流通しているものは大丈夫と思ってくれたら、と思いますけどね」
番組を見ていて、思い出した言葉でした。
こういうことを、淡々と彼は話していたのだなぁと改めて思う。
そのための時間だったのかな。
いやいや、お互いの他愛もない近況とか、最近こんな曲やってさー、とか、
共通の仲間たちの話で盛り上がったりもして、楽しい時間だったのだけどね。
東電社員の、長い10年に焦点を当てた番組。
安全だと聞かされて、信じて売り込んだ原子力発電。
突然、加害者側になる。
こっちだって、辛いんだよ…
なんていう話ではありません。
覚悟を決めて、番組出演したんだろうな。
会社として、ではなく、個人の10年。
こういう話も、今、聞けてよかった。
岩手の自然。
中尊寺、遠野、平泉。
冬の風景。
私は生まれも育ちも同じ土地で、
他のところで暮らしたことがない。
だけれども、なぜかしら遠くの友達がたくさんいる。
そういうのを、「縁」っていうのかな。
自然と結ばれる絆もあれば、
自分から切ろうとする縁もある。
今日は、自分のなかで見きりをつけて、
上の人に話した日。
後戻りはできないかもな、と思う。
まぁ、それも、仕方なし。
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