空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

英国王のスピーチ

2012-03-27 23:57:42 | 映画の世界
「英国王のスピーチ」をみる。

先天的に吃音の人はいないそうな。
それはつまり、後天的に、心理的に、精神的に耐えがたいことを経験した結果
そういう症状が出てしまった、ってことなんだろうか。
どれほどの経験をしたんだろう・・・と思うと、言葉が出なくなってしまう。

イギリス王国史に明るくないけれど
エリザベス女王のお父様に
このようなオーストラリア人(外国人)の、身分・階級を超えた、
友人と呼べるようなお付き合いをした人がいたのは
とても素敵なことだと思う。

最後のスピーチ前のちょっとした励ましの言葉
「自分もそうだった。でもそれも個性だと思うことにした」
と大臣が言っていたけれど
その言葉は、すんなり受け入れられるときと、何の慰めにもならない時があるよなぁ、と思い

「がんばれ、なんとかなるさ」なんてわりと安易に言うときとか
そうとしか言えないときとか
もしくは自分のボキャブラリーの貧困さが原因で「がんばれ」とというときとか
いろいろあるのだけど

もう十分がんばっている人に、
そうがんばっていない自分が「がんばれ」なんて言えないと思ったり・・・

複雑だなぁとあらためて考えた。

最後のスピーチ、素晴らしかった。
さすがコリン。




ライオネルがキャプテン・バルバロッサだったり
クィーン・エリザベスがハリポタで狂ったように笑っているあの女優さんだったり
悪役の人がいいひと役だったり・・・
個性の強い役をやった俳優さんは大変なんだな。

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