空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『第2図書係補佐』

2018-02-05 22:19:16 | 本の森
『第2図書係補佐』又吉直樹 を読む。

書評というより、
ブックレビューというより
「読書感想文」だと思う。

小学生のころとか書かされた(私にとってはまさに「書かされた」感覚)
「読書感想文」。
あらすじになってはいけない。
感じたことを書け。

そういわれると、途端に筆が進まなくなる子供だった。

絵も同じ。

風景にしても静物にしても、例えば物語の絵を描くにしても
実物は「そこ」にあるのだから、それが「正解」と感じてしまい。
それ以外は「正しくない」「まやかし」と感じ。
「自由に」の入り込む余地なんかまるでないと感じ。

切り取るところをどこにするか選び、そしてかけ。
そういうことだったのかもしれないけれども
ただただ途方に暮れる子供だった。

求められていることに、「きちんと」答えよう、が強すぎたのか??
今となってはわからないけれども。

絵にしても本にしても、
「へー」「おもしろいなぁ」「きれいだなぁ」あるいは「うわーびっくり!」
それが大事だ、それだけでいいじゃないか、と思っていたからかなぁ。

そんな悩める時代に自分なりに「読書感想文とは」ということに答えを出したのが、
 本を読む⇒自分の(少ない)経験に照らし合わせて、共感するかしないか、どうしてそう思うか
を、自分の体験を交えて書く、ということ。

でもそれは、自分の思考回路をさらけ出すようで結構恥ずかしかったりもし…
そのうち、すべてを書く必要はなく、
「まぁ、これくらいだったら知られてもいいか」
程度を書くという落としどころを自分なりに見つけた。
それはめっぽう好評だったりした。(注:自分比)

そんなことをしていたなと
この本を読んでいて思い出したのでした。


紹介されていたいくつかを、今度読んでみようかしらリストに加えてみた。


あら大変。
このリストは昨年12月から作り始めて、
2か月で40冊以上記録されている。

さて。
どこまで行けますか。

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