空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『天才たちの日課 クリエイティブな人々の必ずしもクリエイティブでない日々』

2018-06-05 22:17:31 | 本の森
膨大な数の小説家、詩人、芸術家、哲学者、研究者、作曲家、映画監督一人一人の、
それぞれの人物を特徴づける、日々の日課や毎日のスケジュールについて、
天才たちの「制作・仕事」の秘訣をコンパクトにまとめている。

その数実に161人。

しかもショートエッセイ。

だいたいなんでまたこんなことを研究(に思える)しようと思ったんだ??
羅列して何か意味があるのか?

という疑問に始まり、

だんだんとどこかに見え隠れしてくるパターン性に興味をそそられ、
散歩に出る人の多さに驚く。

途中、村上春樹さんの
「読者は僕がどんなライフスタイルを選ぼうが気にしない。
僕の新しい作品が前の作品よりよくなっているかぎりは。」
という言葉に半分うなずく。
あと半分は「いや…思考回路が垣間見れるのは結構興味深いですけどね…」
と思う部分がある。

ざっくりわけて、朝型、夜型、
日課としているもののあるなし、
決まった時間に仕事をしようとする人、ビビッときた瞬間にものすごい熱量で集中するタイプ…

ほほぉ…。

必ずしもクリエイティブではない。
それもアリなのが、日常ってもんじゃないでしょうかね。

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