空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

夏の名残り

2011-09-18 11:27:37 | 本の森
今年の夏は、吹部な娘が野球応援ガンガンしてたこともあり

これはどこの高校も夏休みのお約束ですね。
吹部が一生懸命野球応援をするかわりに
定期演奏会では野球部が会場係だとか、裏方仕事をなにかと手伝ってくれてるようで。

そして、もしかして!?と期待してしまうようなところまで勝ち進み
「全校応援だ!」と学校では3年生まで連れて応援した夏だったので
(結果は一歩及ばず、甲子園へは行けなかったけど)
全国高校野球の放送がされている頃には
自分の中では「今年の夏の野球は終わり」で
やたら暑い残暑の続く日々だった

私自身の母校は女子高なので、こういう盛り上がりには無縁だったこともあって
子供以上にテンションが上がる自分がおかしい。

息子が野球をやっていたからか、夏といえばやっぱり野球なんだよね。


そしてなにげに読書も野球づいてた。

ひゃくはち』早見 和真

映画化されたときに

ここに描かれるのは、人口に膾炙される「爽やか甲子園球児」ではない。108あるという「煩悩」を全開にして夢にすがり、破れ、一番大事なものに気づいていく補欠球児の姿を活写した物語である。

と書かれていたので、いつもと違う感じか?と思って手に取った。
違うといえば違うけども。



いやいやいや・・・
息子のいたチームしか知らないけど、眉毛いじっただけで(整えたともいうのか?)
めちゃくちゃ怒られてたし・・・
酒?たばこ? ないない・・・(っていうか、恐ろしいことになりますって)

という、若干ずれた感覚が自分の中にあるんだなと、再認識しつつ読んだ本でした。


もう一つは『晩夏のプレイボール』あさのあつこ

有名な『バッテリー』とは違う、静かな本でした。

たかが野球、なんだけど
その裏にはいろんな想いや、あれやこれやが詰まっているんだなと。
野球に限ったことでは、まったくないけど。



ま、日々自分のことで精一杯で、一生懸命生きてはいるわけだけど
自分の知らないところで、人それぞれ、
いろんな苦難や、ちょっぴりのいいことなんかに出会いながら
生きてるわけよね。

うらやんでる場合でも、嘆いてる場合でもないのかもしれないな、と。
ときどきそういうことを思い出さないと、
しわしわになって小さく縮こまってしまう自分がいるようで、ドッキリ。



昨日とはうってかわった秋晴れの今日、
高校球児たちは、来春の甲子園出場を目指して戦い中。
途中経過がいちイニングごとにメールで送られてくる
がんばれ~(負けてる~~

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2 コメント

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Unknown (ten8)
2011-09-20 16:18:39
私の息子は今年3年生で、甲子園を目指してました、残念ながら甲子園は夢のままで終わりました。小学生のころからずっと甲子園目指して頑張ってきたのに・・・ 
力の抜けた夏でした。 イニングごとにメールが送られてくるのは懐かしい 
返信する
>ten8さん (しずく)
2011-09-22 00:29:22
夢のまま終わる夢もあるんですよねぇ。
ちょっと切ないです。
でもきっと、努力を続けてきたことは無駄にはならないと
私もいろいろありましたが、今はそう思います。
私の場合は思えるようになるまで、ちょっと時間がかかりましたけど。

息子さん、お疲れさまでした。
そしてten8さんご自身も。

またいらしてくださいね。
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