久しぶりにガッツリなファンタジーを読んだ!
そして意外と、グサグサくる。
あんたは他人に求められる自分が理想の自分だと思ってるみたいだけど、理想の自分ってのは、自分がなりたい自分のことを言うのさ。
生きるってのは楽じゃない。喜びや幸福は刹那の光。それ以外はずっと闇ん中だ。ヘマして恥かいて失意と絶望の泥沼を這いずり回る、それが人生ってもんなのさ。だからこそ自分が歩く道は自分で選ばなきゃいけないんだ。その結果、大失敗をやらかして血反吐を吐くほど苦しむことになっても、自分で選んだじんせいならまだ納得がいくからね。
うーん、キビシイなぁ。
切ない展開が続き、その中の少しの希望を、未来を願わずにはいられないけれども、
最終章があっけなさすぎる感じが、『鹿の王』みたいだった…
すでに第2巻が発売され、すぐに第三巻も発売決定されているそうなので、読んでしまいそう。
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