空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

2020-08-20 22:02:04 | つぶやき
戦後75年目、ということから目をそらしてはいけないのでは?
と、何となく感じて、
その手の特集とかドラマとかを見ていたら。

どんどん気持ちが落ちちゃった💦💦

あれれ、自分では持ち上げられなくなっちゃうよ、困ったな、って思うくらい。







海を見に行きました。
青いねえ。
トンビが至近距離でホバリング。
影が大きいこと!


久しぶりに大好きだった祖父のことを思い出した。
戦争での出来事については、聞いてもなにも答えず、
孫の私には激甘だったけれど、
叔父達にとっては言葉を交わすのも憚られる、くらいの怖い父親だったらしい。

祖母は女学校を出てすぐにお見合いで祖父と結婚。
結婚前に「会ったことなかった」

は?

「そうねえ、回覧板を回しに来られた時にチラリと」
でもその時、結婚相手になるなんて思ってなかったし、と祖母は笑っていた。

幼い頃に聞いた記憶をたどる。
祖父は職業軍人だったのかしら。
自分の軍馬をもっていた?
海外暮らしの時にはお手伝いさんが…いた?
何かの折に、勲章見たことあった…
とか思い出してきたら、
複雑な気持ちになったんだよね。
勲章もらうというのはさ…突き詰めると、
そういうことなのか。
手の指が曲がっていて、隣の指は短くて。
「弾がかすった」
って、言ってたな。

祖父は戦後を長く生きて、
でも、死の直前には
「眠ると、ロシア軍が、ものすごい数の軍が、
川をわたってくるから。
怖くて、怖くて…」
と、言い続けていたと聞いた。

どんな人生だったのかしら。
今ならもっと深い話ができそうだけれど、
もちろんもう聞けないし、
聞いたとしても、やっぱり祖父は答えないだろう。

いろんな思いをもっていた人なのだろうけれど
穏やかに、植物を愛して、俳句を愛していた姿も、
それもまた、本当の姿。

思い出すのは、
自分の見ていた姿でいいのかもな。

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