空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

『キネマの神様』

2018-09-18 21:59:48 | 本の森
『キネマの神様』原田マハ を読む。

39歳独身、仕事を辞めた娘。
趣味が映画とギャンブルな父が倒れて借金発覚。

すんなり会社辞めました、といえない気持とか
どうやってこの親父をギャンブルから遠ざけようかとか
いやその借金どうするよ…とか
なんだか自分に置き換えて考えてしまった。

ネット時代というのは、自分たち世代でも格差を生んでいるように思う。
PC、タブレット、スマホ…そういうものを使うことに後ろ向きな人たちと
積極的に生活に取り入れよう、使ってみようとしている人の間では
どんどんと差が広がっていると実感している。

年配の方が、この父のように
遠くの人と心温まる交流ができるとしたら
良い方向で世界が広がるとしたら。
とても良いことだと思う。

ゆっくり言葉を紡いで、丁寧な会話をゆっくり楽しむというのも
若者世代のように、テンポの良い会話を弾ませるのも
それぞれに合った使い方ができれば
いいなぁと。

これからの人とのかかわり方なども
考えるきっかけになった本でした。

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