171126 古武道 十年祭＠東京国際フォーラムC

行ってきました。古武道・十年祭。

楽しみで楽しみで、やっとこの日が来た！
ってくらい待ったｗｗ

某TV番組で２回にわたり、妹尾さんと道山さんのインタヴューをみたものだから
なんだか結成当時から知っているような気になってワクワク。

結成１０周年だそうです。
天王洲アイルで行われたライブに行ったのが懐かしい。
振り返る映像の中にちらっとその場面が出てきてうれしかった。

古武道も、ちょっとだけブランクがあって
「イツクシミ」あたりは聴いてないんだなぁ。

でもまたこうして戻ってきた。
懐かしい曲をきいたり、あのころとは少し違う、新しい風を感じたりもする。

道山さんは相変わらずの貴公子っぷり。
「しずくさんは笛吹くんだから、当然道山さん推しだよね」
くらいのことをよく言われるけど、ほんとはほとんど見てないｗ
（古川さんのチェロをガン見してるんだよね）
でも今回は道山さんすごいな、素敵だなと思って見た。
尺八という楽器のことを前よりわかるようになったし、
飄々と吹いていらっしゃるけれど、どれだけすごいことしているか…
と思うと、ため息が出る。

古川さん。
辛いことがあった時、やりきれない時。
この人は明るい曲、元気の出る曲でその思いを昇華させるのかなぁ。
そんなことを思った。
なんて豊かな表現をされるんだろう！

「おくりびと」のソロを録音した時の話。
映画が出来上がるよリずっと前に曲どりがあったこと。
「いついつ、どこそこのスタジオで録音の仕事があります」
そう聞いてでかけたので、映画が出来上がってから「この曲だった！」
そうそう、これ、録音したよ、と思ったとか。
「難しかったから、１日くらいは練習して録音に臨みましたけど」
とかなんとかおっしゃっていたような…
うう～ん。
一日練習で、ものにできるのか！
プロってっスゴイ。

今回MCを古川さんがメインでされていて、
個人的にとても嬉しかった。
お話聞く機会があってよかった♪

ハチャトリアンの「レスギンカ」。
第二部はストリングスのサポートが入っていたので
（第一ヴァイオリン×２、第二ヴァイオリン×２、ヴィオラ×２、チェロ×２、コントラバス×１）
とても豪華な、迫力あるレスギンカ。
CDで聴く、古武道＋マリンバ、または尺八とマリンバ、の構成のもすごいのだけれど
ストリングスを従えて、まったく負けてない尺八、
同じ楽器がいるのに浮き出てくる古川さんのチェロ、
そしてみなさん、とてつもなく指が回るのね…
ため息ため息…とともに、生演奏で聴けて、幸せこの上なし。

３人それぞれのたたずまいとか、衣装とか、見せ方とか
いろんなところを見て聴いて、
プロでもこれだけ努力されているのだから
アマチュアの私なんか、もっと努力しないとな…（比べるなって話だけど）
背筋が伸びるなぁ…と思ったコンサートでした。




見上げるほどのクリスマスツリー。
もう年末に向かっているのですね。



ライトによってさまざまな表情に。

KITTEの上階にある展示物を見ていたら
大学生と思しき楽団が「アリス・イン・ワンダーランド」を
リコーダー、鍵盤ハーモニカ、タンブリン、カスタネットetc
で演奏しながら練り歩くのに遭遇。
笑顔を振りまきながら、興味をこっちに向かせるようにしながら、
そして静かに展示を見たいと思っている人がいるとしたら
その気分を害さないように配慮しながら…
（閉鎖的な電車の中でサプライズ演奏、の是非を問うような物議が最近あったしね…）
は、本当に難しいと思うのだけれど
見事に楽し気に練り歩いていった。

いろんなところに、いろんなヒントや課題や、
輝いている人っていうのがいるもんだね。


そんな充実した誕生日祝いの一日になりました。
いつもありがとう。