余光
子供の頃みた夕陽の中に
あのビルも観覧車もなかったね
懐かしそうにあなたが笑う
港の空は ほら茜色
あなたの頬 ふと触れてみる
照れくさそうにあなたが笑う
哀しみをさだめと言わないで
優しい風が吹いていく
ずっとそばにいたいのに
ずっといて欲しいのに
手のひらの温もりが
泣きたいくらい愛しい
またここに来ようね
約束してね
歩き慣れたこの道で
また2人でみようね
約束してね
あなたはわたしの光
眠り続けるあなたの部屋の
カーテンを少し曳いてみる
港の空が明けていく
世界は今日も変わらない
あなたが静かに目を開けて
ゴメンねと小さく笑うから
堪えていた涙あふれて
またゴメンねと言わせた
抱きしめていたいのに
抱きしめて欲しいのに
過ぎていく一秒が
切ないほど愛しい
またふたりで行こうね
約束してね
歩き慣れたあの道で
また2人でみようね
約束してね
あなたはわたしの光