クラブボクシング@ゴールドジム湘南神奈川

普通、湘南辻堂といえばサーフィンなのにボクシングでひたすら汗を流すオッさん達のうだうだ話!

湘南ロードワーク 鎌倉山〜大船〜鵠沼

2021年09月23日 | ちっちゃいおっさん
昨日はビジネスで大きなトラブルがあった


無事片付く方向となったので取引先と慰労会


心労疲労からか意外と酔ってしまい今朝起きたのは9時過ぎ、少し二日酔い


それでもパイニー坂は駆け上り


片瀬山の住宅街も駆け抜けて


鎌倉山を攻めていく


湘南モノレール片瀬山駅でふと思いつく
鎌倉山にある夫婦池公園を散策してからモノレール下のルートで大船まで走ろう


そうと決まれば急がねばなるまい


あ、その前にお約束の


コアラくんとの


いつものツーショット

いつものテラス


いつもの青空


大好きなフラワーショップに顔を出して


スタッフさんに挨拶して


唯一残っている烏瓜の成長をチェック!


いざ森の中へ


涼しくて気持ち良い


見上げると枝の上にはたくさんのリスが忙しそうに走り回っていて


リスなのかカエルなのか


鳥なのかわからないがたくさんの鳴き声に溢れている


吹き抜けていく風が優しくて


細胞のひとつひとつが蘇ってくる感じだ


さてと、大船まで走るとするか


森を後にして深沢方面へ走る


とりあえず田んぼをみつけるとカエルを探したくなる


湘南モノレール下を大船駅へ向かう
アップダウンがきつくて楽しい


大船駅から自宅までまた走る
25キロくらいは走ったかな
気持ちのよい秋の一日だった
なんだか幸せだ




憲ちゃん物語 中編

2021年09月23日 | ちっちゃいおっさん
憲ちゃんと僕と同じクラスの誉くん(たかし)は地元では有名な蕎麦屋の息子で、僕らと同い年なのに僕らよりずっとずっと歴史や地理に詳しくて、そんな誉くんを、あぁ凄いなあと感心していました。

僕らの住む北国の港町は、入れ替わりにロスケ(旧ソ連)の船が停泊しては、街には見たこともないような白い肌の、煤けた赤毛や艶のない金髪で毛むくじゃらの大男達がいつも酔っ払って喚いているところ。



誉くんは「あれはソ連の人達で、眼の色と肌の色からするとコーカサス系かな?」とか説明してくれるんだけど、かく言う誉くんはそんな大男達よりずっとずっと色白なものだから、誉んちは蕎麦屋じゃなくて、うどん屋じゃないかとからかわれていました。

そんな誉くんちは一階がお蕎麦屋さんで、2階はお客さん用のお座敷部屋が幾つかあって、どれも広くて綺麗です。

僕が小学4年の頃、僕らの住む港町はたいそう栄えていて、誉くんと2階の宿題をしていると従業員の人達が、「誉坊ちゃん、宴席の支度をさせてもらいますね~」といつも繁盛しているようでした。



誉くんのお父さんお母さんも「朴くん、いつも誉と仲良くしてくれてありがとう」といつも良くしてくれていました。

僕がそうやって誉くんといつも仲良くしていると、近所の憲ちゃんがやってきて、

「朴ちゃん、誉と仲良いよねー。今度俺も行っていいか聞いてくれる?」

と居丈高にお願いというか命令してきました。

「あ、聞いてみるけど、ダメだと思うよ。」
「え? なんで?」
「だって憲ちゃん嘘ばっかりだし。こそこそしてるし」といつも言えないことを恐る恐る切り出してみると、


「あ、じゃあいいわ!」と呆気なく諦めた様子なので、僕もホッとしていたのでした。

そして一週間後、誉くんの家に宿題をしに行くと、踵を踏んだ汚い運動靴が玄関に乱雑に放られていました。

僕の一足先に
憲ちゃんが上がり込んでいたのでした。

玄関の真正面から2階へ続く急な階段の上に憲ちゃんがいるのが分かります。

でも、逆光で顔は暗くて見えないんです。
それでも、誉くんより先に部屋から出てきた憲ちゃんは

「あ~朴ちゃん、なんだぁ来たんだ?」とにやにやしているような影だけの顔で笑うのでした。