ショッポーの趣味部屋

鉄道・旅行・散歩・・たまにグルメ?の、のんびりブログです。

貨車に乗った御料車。

2013-12-23 19:43:09 | 旧 構内係の部屋
今日は天皇誕生日。
そこで今回は、御料車の思い出話をひとつ。




イメージ 1
この写真は、2011年東京モーターショーで
どこかのパーツメーカーのブースに展示してあった
パネルと『なにかの部品』です。
部品については、あいにくと聞きそびれてしまいましたが、
クルマは、ニッサンプリンス・ロイヤルです。


ニッサンプリンス・ロイヤル・・・
皇室や国賓の送迎などに使用された国産のリムジンです。


このクルマを一度だけ見た事があります。
'80年代に某操車場で構内係をしていた時の事です。


ある日の点呼時に、事務連絡でこのクルマを載せた貨車が
やって来るというのです。
当時は、クルマに熱中時代だったので興味津々です^^


昼頃の列車で到着し、深夜に発車して行くというダイヤだったかな??
下りの出発線の外れにいるという事で、時間の空いた夜に
仲間数人と見に行ってみると・・・


いましたいました!!
前後に緩急車が付いた、中間のチキ車の上に!!


おそるおそる近づいて行くと・・・
緩急車の戸が開き、中から警備の方が出てきました(汗)
『クルマ見せてくださいっ!!』とお願いすると・・・
『触らないでね(笑)』とOKを頂き、じっくりと見て回りました^^


驚いたのはカバーが掛かっていなかった事です。
鉄粉とか付着しないのでしょうかね??
ヤードの水銀灯をキラキラと反射させる、漆黒のボディが印象的でした。


ただ、写真を撮らなかった事が悔やんでも悔やみきれません(涙)
貨物の走行シーンでも撮っていたら、それこそ『お宝』になっていた事でしょう。


ということで・・・、代わりといっては何ですが・・・




イメージ 2
1号御料車もUPしておきます^^


1996年10月24日、両毛線を走った『ベルギー国王迎賓お召し』時の
ひとコマです。





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カブの思い出。

2013-11-27 17:10:05 | 旧 構内係の部屋
『カブ』と言ってもバイクの話ではありません。


1980年代に某操車場で構内係として働いていた事は
これまでにも何度かお話してきましたが、
今回は緩急車の思い出話を。


当時の現場では緩急車の事を『カブ』また『ヨメさん』などと呼んでいました。
『カブ』=アメリカのカブースから、『ヨメさん』=ヨ5000型などの形式から
取っていたようです。


この『カブ』の暖房設備はストーブ。
燃料は、石炭と灯油の2種類です。
冬場には、そのストーブへの燃料補給のアルバイトのような作業があり、
臨時収入として人気がありました^^


当時働いていた操車場にはハンプもあり、『カブ』ばかりを集める方向別線に
次々と仕分けられて来るのですが、中には入換えの都合上、ポツンと1両だけ
遠くに停められる『カブ』もあります。
そんな時、石炭か?灯油か? という事を一目で見分けられる印がありました。


イメージ 1
なんだかお判りになりますか??^^
ちなみに、このヨ8000型は灯油ストーブ搭載車です。


イメージ 2
そして、こちらのワフ29500型は石炭ストーブです。


そうです^^ 妻面標識燈上の白線の有無で見分けられるんです。
白線入りが灯油ストーブ、白線無しが石炭ストーブ搭載車でした。
この白線のお陰で、重い石炭を持って行ったのに灯油だった(涙)!!
などという苦労をしなくて済みました^^




皆さんも、お手持ちの写真がありましたら、見分けてみてください^^




そんな『カブ』でしたが、1985年3月改正で赤い円板に取って変わられてしまい、
締まりのない貨物列車となってしまった事は、皆さんもご存知の事と思います。




コメント (6)
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