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夜と霧

2009-08-26 | 人間心理
題名は知らなくても、ナチスの収容所で極限状況から自分を見失わず生還した精神科医の話といえば、思い当たる方も多いと思います。
著者のヴィクトール・フランクルはこの本の中で、
「ユーモアも自分を見失わないための魂の武器だ」
と語っています。

日常生活の中で、自分が苦しいときや周囲の状況が険悪な時など、何かジョークを考えたり話したりすることで事態が好転するのはよくあることです。
周りの人間関係に分かり合えない怖さを感じるとき、ユーモアは自分を守る鎧の役目も果たしてくれます。

笑うことは自己免疫力を向上させるそうです。
精神だけでなく肉体も、笑うことによって守られています。
物事をおもしろいと感じる感覚は、もともとの性格もありますが色々な事柄に興味や疑問を持ったり連想や空想をしたりなど、知的な自由さの上にあると感じます。

自意識が頭をもたげてくる思春期以前の子供時代に、どれだけたくさん自由に遊んだかが面白さを感じる基礎になるのかもしれません。
子供の遊びは社会性を育むだけでなく、ユーモアを介在させて生きる力も創っているのです。