コーヒーの世界でゲイシャと言えば、芸者さん
のことではなく、主に中米のパナマ産ゲイシャ
種のスペシャリティーコーヒーというのは常識
なんだとか。
そしてその突出した美味しさや希少性などから
一部の農園産のは毎年オークションの方では
天井知らずにお値段が高騰し続けているらしく
そこに目を付けたパナマ以外の国の珈琲産地の
農園でも、ゲイシャ種を積極的に栽培するよう
になってきているようで。
とそんなコーヒーの世界でプレミアが付く特別な
スター豆を贅沢に使った缶コーヒーを、あのUCC
さんが新たに出したとなれば、今ちょうどそっち
方面にどハマり中の者としては避けて通るわけ
にはいきません。
超プレミアな価格になっているパナマのゲイシャ豆
グァテマラ産を51%使用?残りの49%は何処のを!?
ゲイシャ特有の香りが少しでも強く出るようによく振ってから試すの図
今までゲイシャ種のコーヒーは試飲した程度
のビギナーではありますが、飲んでみました。
う〜ん、ゲイシャ感があるといえば(微かに)
あるような、ないような。
普段ほとんど缶コーヒーは飲まないのですが
それでも、今回のゲイシャの缶コーヒーは
けっこう美味しい方なのではないかと。
ただ、ゲイシャ特有のジャスミンを思わせる
ような香り、フレーバーは醸し出してはおらず
ドリップ式ので淹れた方と比べてしまうと
ぶっちゃけ味(以下略
まぁ缶コーヒーなので、抽出後にも再加熱し
殺菌処理などもしてるのだろうし、それに
ゲイシャ種とはいっても農作物なのは変わ
らなくフルーツ同様みたいなものなので
どうしても生じる地域的特性(テロワール)
などの縛りから逃れられず、パナマ産と他の
国のでは結構(全然?)違っているんだとか。
(今回のはグァテマラ産のゲイシャを使用)
あと肝心の豆のブレンド比率も、半分ぐらい
しか入ってないようですしねぇ。
ただそれでもコスト以外に色んな厳しい制約
がある中、UCC上島珈琲さんのコーヒー好き
に対して、少しでも素晴らしいモノを届けたい
というそのホットな気持ちは十分に伝わって
きたような気もする今日この頃。
UCCさんの次なる商品にも期待大です。
(個人的にはあのグリッジコーヒーさん監修の
缶コーヒーとか飲んでみたいかも)