好みに加重調整し、ガットはシグナムプロの
エクスペリエンス1.18mmを48pで張ってみた
V8ブレード98を打ってみました。
〜ペイントとやらも無くなり表面塗装の耐久性
が向上しただけでなく、今回非常に見た目が
洗練され進化したように見える2021ブレード
はどうだったのでしょうか。
打ってみてすぐ気が付きました。
前のV7のと比べて何かとても18/20パターン
っぽいラケットになっていると。
(※前モデル18/20は例外的だった?)
今回のV8は硬くなった、という話を聞いては
いましたが実際に打ってみると硬くなった
というよりがっちりしたという感じも。
という事で予想より歯応えを感じたので
大至急ラケットのトップにオモリを追加。
今回のV8から構造が変わったグリップ部
事前の情報から前のV7とRAの数値も縦シナリと
横シナリも変わらないと聞いていたのですが
でも打ってみた時に感じるフィーリングは
なんていうか色んな意味で丁度よかった緩さ
みたいなのが減ってしまってしっかりした感が。
今回からグリップ部分の構造が変化してフレームの
カーボン部分の構造がよりグリップ部分と一体化し
その結果ダイレクト感が出るように進化したとの
事なので、今回のフィーリングの変化はそういう
のも大きいのかもしれません。
あと最近のウイルソンさんの技術で新しい
カーボンの編み込み方が45テクノロジーとかいう
のも効いているのでしょうか。
記憶が定かでないのですが、確か今の無印プロスタ
97にも採用されていたような気が。
今回のV8ブレードは遊びというか緩さみたいな
V7の時にはとても程よく気持ちよく打てたような
ものが無くなってしまったように感じましたが
その代わりボールの威力と伸びは今回のV8の方が
若干出るような気がします。
でも前のV7方が柔らかい分、打っていて楽し
かったし、イージーに打った時の飛びとボールの
引っ掛かりはあったかもしれません。
今回のV8をゲームでも使ってみると最近は
あまりしならないラケットを使っていたせいか
しっかり打った時のフォアの逆クロスが自分の
イメージより思っていたより微妙に角度が
ついてしまう事が度々ありました。
ラケットのしなりの部分でそういう風にボールが
飛んでしまっていた感触だったので、グリップ
部分のしっかり感以外のフレーム自体ではV7と
V8はそんなに変わらないのかもしれません。
サーブはガット間隔の細かい18/20パターン
だけあって、ボールに威力が乗せ易く微妙な
コントロールも容易に出来、総じて自分から
打っていっているボールは問題はありません
でした。
ただ自分から打っていった時の威力の部分では
進化も感じたものの、微妙にV7よりボールが
持ち上がらず、軌道が低くなるような感覚も。
この辺は慣れとガットでの調整で何とかする
しかなさそうです。
ラケットのモデルチェンジサイクルは大体2年。
殆どのメーカーがモデルチェンジ毎に硬い→
→柔らかい→硬い、というのを敢えて演出し
顧客の購買意欲を掻き立てるようにするという
意味では今回のV7からV8、そして次の次期
V9へというのは王道というか仕方のない事
なのかもしれません。
メーカーは違うのですがダンロップさんの
新旧CX200シリーズにも似ているなぁと。
旧CX200の方が硬いけどボールの威力が出易く
選手の人などは旧モデル推しで、新CX200では
柔らかさが増し打ち易くなったもののボールの
威力は減り選手の人たちには不評だとか。
同じような話をバボラさんのピュアドラでも
良く聞く話で、未だに古いピュアドラから
乗り換えたくても出来ないっていう。
今回V8を打ってみて結局どちらがいいの?って
いうのはボールの威力を重視するか、打ち易さ
を優先するかという本当に個人的な好みの
話になってしまうのですが、やはり打っていて
楽しいのは昔からのブレードの打ち味が色濃く
残っている前のV7の方かもしれません。
でも見た目なら完全に今回のV8の方一択に
なってしまうので困ったものです。
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