人間の使命は生産ではなく浪費である

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see me again in your dreamによせて 中編

2020年06月03日 17時06分29秒 | ACBDEFG
続きです。楽曲解説です。

1曲目 / にんにん
もしかしたら今作の中で最も新しいのは、この曲かもしれません。記憶するにリーダーがこの曲のデモを凄く推していて、自分的にはそこまでハマっていなかったのですが、その熱意のまま、形作っていった流れですね。初めて取り組み始めたくらいから、arcticの2nd感(特にアルバムの前半)を感じていたので、その流れを含みながら作り切った流れでした。歌詞はにんにんという曲名が何故か早い段階からあったので、その言葉だけを頼りに膨らませました。

2曲目 / 中州
こんな言い方はあれですが、半分冗談みたいな曲なんですよ。この曲とmore good lawは。当時のドラマーが出張で中洲へ行き、その夜に飲みに出掛けたら、風邪を引いて帰ってきたことがありまして、そのエピソードで歌い始めたら出来た1曲です。全体的に牧歌的というか、いなたい感じというか、それが逆にこの曲の良さでしょうか。

3曲目 / 星に願いを
自分の記憶が正しければ、リーダーが持ってきたデモそのまんまで仕上がった曲だったと思います。リードギターは当然、歌詞までも最初に聴いたバージョンからそのまんま、自分が触ったのは日本語の部分くらいだったような気が。曲調は90sUK、OASIS直系のradioheadといった感じでしょうか。あと珍しいとこだと鉄琴がこの曲へ花を添えた形となっています。

4曲目 / 帰っておいでよ
昔からずっとシャッフルでスイングするようなリズムの曲が作りたかったのですが、なかなか納得する曲が出来ずにいた中で、ようやく出来たのがこの曲でした。イントロのドラムパターンからスタジオでいろいろ試す中で仕上がったので、これはまさにバンドの曲ですね。歌詞も過去のメンバーについても歌っていたりで、バンド色は特に強いのかもしれません。

5曲目 / あーけいどふぁいあ
最初のデモからずっとこの曲名でした。リズムももう少し違った形でヴァ―スからの展開部だけの曲だった気がします。そしてこれもリーダーが推していた曲だった気が。個人的にはある程度の形まで一気に書き上げた場合の方が、良い曲の可能性が高いと思っているのですが、この曲はその対極にあるような曲だと思っていて、継ぎ足し継ぎ足しで上手くいった珍しい曲になっています。

次回、後半残り5曲。最終回です。続きます。
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