子どもたちは運動会に向けた日々を楽しく過ごしながらも、これまでできなかったダンスも競技も徐々に出来るようになり、私たちにとっても子どもたちの確かな成長を感じる毎日です。今日はお母さま方にお出でいただき、運動会での親子遊戯のダンスを子どもたちと一緒に踊っていただきました。皆さまにとってはじめて踊るダンスでしたが、とっても上手に踊ってくださっていましたね。子どもたちはとても嬉しく楽しそうな様子で、お母さま方も笑顔でお過ごしくださいました。ご協力ありがとうございました。
ダンス終了後は、子どもたちの成長のために、絵本の果たす役割やより良い絵本の用い方などについての講演会が行われました。今回の講師の先生は福音館書店の取締役でもあられる上田紀人氏が直々にお越し下さり、幼児期の子どもたちにとってなぜ絵本が必要で、良い絵本を肉声で読んであげることがなぜ大切かなど、絵本についての基本的なお話を、大変分かりやすく、またとても楽しくお教えくださいました。講演を聴かせていただいて、これまでわからなかったことも「なるほど、そういうことなのか」と「目からうろこ」の体験を何度もさせていただきました。参加されたお母さま方にとっても、この時間はこれからのお子さま成長を助けるためのかけがえのない貴重な時間であったことでしょう。
子どもの心の成長にとって乳幼児期にたっぷり与えなければならない3つの重要な栄養素は「愛情」「笑顔」「語りかけ」で、絵本を読んであげることで、この3つをすべて同時に与えることができる…絵本の中に出てくる繰り返しは、子どもたちが安心して絵本の世界に入って楽しむために必要なもの…幼児にとって絵本の絵は、言葉だけでは描けないイメージを助けるもので、良い絵によって良い想像力が育ち、貧しい絵によって想像力は貧しいものになってしまう…絵本は子どもたちがはじめて出会う言葉と絵の芸術。子どもたちの心を動かす本物の言葉と絵が与えられることがどんなに大切か。心が動くことで心は成長するetc…
今日教えていただいたことの豊かさは1か月毎日ブログに書いても尽きることはない程のものであるような気がします。私どもも皆さまとご一緒にこれからも学びを続け、子どもたちの心の成長に活かして行きたいと思います。朝から長時間に亘り、お疲れさまでした。ありがとうございました。