空気は冷たいものの、日中の日差しは春がそこまで来ているような温かさを感じ、園庭でも子どもたちは体を思いきり動かして活発に遊んでいる様子が伺えます。
お正月に起きた能登半島地震は記憶に新しく大変な驚きと怖さを感じました。子どもたちの中にも大変な地震だったことは報道等で、良く知っていた子もいます。園では例年、消防署の方立会いのもと、地震を想定し火事に対する避難訓練を行っていましたが、ここ数年は園内だけの訓練でした。数年ぶりに消防士さんたちに来ていただき、避難訓練の様子を見ていただいたり、先生たちにはとても分かりやすく消火器の実地指導をしてくださいました。これまでも数回、園内で避難訓練を経験していることもあり、そういう時には、先生の話をしっかり聞くことが1番大切と、良く理解している子どもたちです。消防士さんたちにも「先生の話をよく聞いて、上手に逃げられていたね。」とほめていただき、誇らしそうな子どもたちでした。
訓練終了後にはクラスごとに、消防ホースの話を聞いたり、ホースの筒先を持たせてもらったり、梯子を見せてもらったりと消防車を身近に感じつつ、「着替えはどういう風にしますか」と言う子の質問に、自分なりに早く着られるよう考えたり、着替えながら行き先を確認し、すぐに、みんなを助けに行けるようにしているという事もお話しをしてくださいました。その他、いろいろな質問にも優しく丁寧に答えてくださっていました。そんな消防士さんたちに、子どもたちも「ありがとうございました。これからもお仕事を頑張ってください。」とお伝えしました。お忙しい中、今日は一緒に訓練をしていただき、心より感謝いたします。大きな災害は起こらないことがもっともですが、今日の体験が今後の備えのために活かせればと思いました。(AT)