老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

南九州を訪ねて その⑬   ~飫肥(おび)~

2020年04月27日 19時26分17秒 | 旅行/色々な風景
 今回の宮崎南部旅行の目的の一つは現在は日南市に所属している飫肥(おび)の城下町散策でした。

 ここは初代藩主の伊東祐兵(すけたけ)が豊臣秀吉より九州征伐の功績により飫肥城を与えられた天正16年(1588)から、明治初期までの280年間飫肥藩・伊東氏5万1千石の城下町として栄えたところで、飫肥藩の領土は、日南市、北郷町、南郷町、宮崎市の南部、清武町、田野町に及んでいたようです。

 先日訪れた薩摩の知覧とは少し様子が違いますが、武家屋敷を象徴する門構え、風情ある石垣、漆喰塀が残る町並みは見事ですし、商人町通りも樽を店頭に置いた商家や、格子に壁燈籠、番傘を飾った商家が軒を連ね、町を流れる堀割の清流など、江戸時代を彷彿とさせる町並みが楽しめるところで、昭和52年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されました。


 着いてすぐに、有名な飫肥天の昼食を摂り、その後飫肥城跡や静かな町並みを楽しんでいると結構な時間になり、その後に予定していた都城市の関之尾の滝見物は諦めて、往路と同じく日南海岸沿いの道で宮崎に戻りました。(まさ)


重要伝統的建造物群保存地区の案内板

桜が見頃の大手通の大手門前

豫章館(明治時代の旧藩主の屋敷)の塀と桜

大手門

城内の様子

城壁の内側の支え

旧本丸への道

癒しの森(旧本丸跡にある飫肥杉)

同上。杉の根っ子

旧本丸の裏門

旧藩校「振徳堂」

同上

国際交流センター「小村記念館記念館」の庭園

豫章館(元藩主の居宅)の建物

同上 庭園

大手通の旧家

後町通の様子

同上 遊漁池

旧山本猪平家(大手通)

同上 母屋

旧高橋源次郎家

日南ダム近くの桜

同上