薬師寺は近鉄橿原線西の京駅のすぐ近くにある南都六宗の1つ法相宗大本山の寺院です。
寺院の歴史は唐招提寺よりも古く、天武天皇9年(680年)に天武天皇の発願により、飛鳥の藤原京(奈良県橿原市城殿〈きどの〉町)の地に造営が開始されましたが、和銅3年(710年)の平城京への遷都に伴い、薬師寺も養老2年(718年)に飛鳥から平城京現在地に移転しました。
平城京への移転後も、飛鳥の薬師寺(本薬師寺)は10世紀ころまでは存続していたようですが、後に廃寺となったようです。
その後、天禄4年(973年)の火災と享禄元年(1528年)の筒井順興の兵火で多くの建物を失い、現在では奈良時代の建物は東塔を残すのみですが、この東塔だけでなく、有名な仏像や東院堂など多くの国宝があります。
ここは交通の便が良いのと、修復された東塔を見たいとの人が多いのか、唐招提寺と比べると参拝客は多かったですが大混雑という程ではなく、比較的ゆっくりと拝観できました。
薬師寺は、金堂や東塔などの主要伽藍ある白鳳伽藍と、その北側にある玄奘三蔵伽藍の二つの地域に分かれており、先ずは白鳳伽藍の様子をお知らせします。(まさ)
興楽門
同上
不動堂
サンシュユとハクモクレン
食堂
大講堂
西塔
東塔
同上
同上の水煙
同上の心柱
西塔・金堂の屋根・東塔
東院堂
東回廊
中門と西塔
中門と東塔
中門 阿形の増長天
中門 吽形の持国天
金堂
同 薬師如来像