2日目の夜もホテル近くの居酒屋で美味しい沖縄名産をたっぷり飲み食いし、いよいよ最終日。
今日は雨の心配はなさそうですが、南山地区の6カ所を回るという強行軍です。
先ずは、その内の4つを紹介します。
南山城跡: 糸満市
三山時代の南山王の居城とされる城で、12世紀後半に築かれ、出土品から見て14世紀~15世紀が南山城の繁栄した頃だと推測されていますが、1429年に尚巴志に滅ぼされました。
現在は敷地の大部分は市立高嶺小学校の敷地になっていて、一部の城壁や遺構を残すのみですが敷地内のガジュマルの群生は見事です。
具志川(ぐしかわ)城跡: 糸満市
喜屋武(きゃん)岬に突き出た断崖上に築かれた城です。
城壁の崩壊が進んでいるが、海側の城壁については、外面との組み合わせが綺麗なことから当時崖に足場を組み、外から積んだと考えられています。
12世紀後半から15世紀中頃まで本城跡はグスクの機能を果たしていたと考えられています。但し、この城に至る道が狭くて大型車は入れないので、町中で下車して20分ほど畑の中の道を歩きました。
知念城跡: 南城市知念
12世紀末から13世紀にかけて築城され、17世紀末に改築されて番所として使用されたようです。
ノロ屋敷跡などが残っているが、小高い山の上に築かれ、古い野面積の城壁に囲まれている。
垣花(かきのはな)城跡: 南城市玉城
14世紀後半の築城と言われていて、野面積の城壁で取り囲まれているが、亜熱帯植物の侵食が盛んで、城跡への進入も大変でした。
(まさ)
<南山城跡>
糸満市コミュニティバスの停留所
説明版
神社にもなっています
ガジュマルの勢いが凄い
同上
同上
僅かに残る遺構と城壁。 大部分は隣接の小学校となったようです
<具志川城跡>
街の中の角にも、魔除けの「石敢當」があります
案内板
城壁
同上
海は直ぐ下です
海側の城壁
同上
内陸部の城壁
<知念城跡>
神の島である久高島が見えるところから下っていきます
案内板
ノロ屋敷跡
門から入ります
門の周りはあいかた積みです
海のそばです
内陸部の城壁
<垣花城跡>
案内板
まるでガジュマルの林です
ここから入ります
崩れかけた城壁
同上
最高点からは久高島が見えます