老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

言葉の語源など その(150)  ~しにせ(老舗)~

2025年02月23日 19時34分37秒 | 面白い言葉や語源など
 「しにせ」という言葉は聞くだけでは判りにくいですが、「老舗」という漢字を見れば“何代にもわたって、同じ商売を続けてきた伝統的かつ格式の高いお店”のことだと判ります。

 しかし、「老舗」はそのままでは「しにせ」とは読めませんので、逆に「しにせ」という言葉があって「老舗」という漢字が当てられたような気もします。

 この点が少し気になって調べてみましたが、<Domani>の「老舗」に関する説明が腑に落ちましたので紹介します。

・一般的には、「しにせ」と読みますが、「ろうほ」と読んでも間違いではありません。

・「老舗」は、もともとは「似せて行う」「家業を守り継ぐ」「仕事を覚える」などの意味を持つ「仕似す(しにす)」「為似す(しにす)」が語源です。それが名詞の「しにせ」に変化し、やがて「老舗」という漢字が当てられました。「老舗」の「老」は、年老いていること、「舗」は店舗を意味するので、「しにせ」にぴったりな漢字として選ばれたのでしょう

 一般には創業後100年以上経過したものを「老舗」というようですが、
・世界で最も古い企業というのは、我が大阪の天王寺区に本社がある、社寺建築の設計や文化財建造物の復元などを行う㈱金剛組(創業飛鳥時代の578年)だと言われています。
聖徳太子から命を受けて、「四天王寺」を建設したことが開業のきっかけのようです。その後何度も苦境に立たされながらも、1400年以上もの間、事業を守り続けています。

・その他、城崎温泉の旅館「千年の湯 古まん(こまん)」も創業は、養老元年(717年)にさかのぼるようです。
正に、老舗中の老舗です。(まさ)

<今日の夕食> ここ数日食べ過ぎたので、少し量を減らしました。

湯豆腐/ローストビーフ/山芋磯辺揚げ/メカブ

ローストビーフ

山芋磯辺揚げ