老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

高齢者にはますます厳しい世に…

2016年12月17日 20時15分05秒 | 高齢化社会での生活・終括・社会保障など
 高齢者にとっては、厳しい現実が次々と待っています。

◆高齢者の自動車保険料が上がりそうです。
高齢者による事故多発を受けて、損保業界では高齢者の保険料を検討しているようですが、その先陣として東京海上自動火災保険は70歳以上の契約者の保険料をあり年4月以降契約分から、数%引き上げることになったようです。
いずれ他の損保会社もこれに倣うでしょう。

◆先日お伝えした「高齢者高額療養費制度」の見直しについては、対象となっていた70歳以上の一般所得者(住民税が課税される年収370万円以下の人)の外来療養の上限を、当初案の1ヶ月24,000円から取りあえず17年8月から14,000円とし、次年度からも徐々に上げて行くようです。
これは、選挙目当ての公明党などの反発を考慮したもののようですが、このような選挙目当ての妥協案を受け入れているようでは、本当の意味での財政見直しを視野に置いての社会保障制度など出来はしないでしょう。(まさ)

年金も厳しくなりそうです

2016年12月16日 19時17分47秒 | 高齢化社会での生活・終括・社会保障など
 国会の会期末になると、いろいろな法案が成立しますが、「年金制度改革関連法案」も可決されました。
この法案は、厚生年金加入対象の拡大や、年金積立金の運用を図る組織の見直しなど色々な案件を含んでいますが、年金生活の高齢者に影響が大きなポイントは、「これまでの年金は、高齢者の生活保障を考慮し、原則的に物価にスライドさせていたのを、現役世代の賃金動向に連動させる」ということではないでしょうか。

 現役世代と高齢世代の公平性を図るということでは、それなりに合理的で、高齢者もある程度は甘受せざるを得ないと思います。但しです

・この法案が出てきた背景には、2004年度に少子高齢化に合わせて作ったはずの「マクロ経済スライド」という判りにくい制度が、物価下落時には上手く機能しないからであり、長引くデフレの中でも何とか年金を抑え込もうという意図が明らかです。

・こういう意味では、この法案は年金の給付水準を確実に下げるのが目的だと思いますが、今後リーマンショックのような大きな事態が起きて不況になった時には、年金生活者への影響は非常に大きくなるでしょうし、その場合の救済策は当然に合わせて折り込むべきでしょう。(例えば、医療や介護、住宅などに困っているものだけでも支給またはサポートする方策など・・・)

 また、この経緯を見て感じるのは、他の法案と同様に、一つの法案を作る時に選挙目当ての妥協案が折り込まれて、結局訳のわからない内容になってしまって後でより厳しい見直し案が必要となるということです。
一つの法案を提出する場合は、例え選挙民の不興を買おうとも、本当に目指す目的を外れないようにはっきりとポイントを押さえておくことが国会の使命でしょう。(まさ)


鶴見緑地の「咲くやこの花館」へ

2016年12月15日 20時29分36秒 | 旅行/色々な風景
 午後から鶴見区の鶴見緑地へ自転車で…
都島区から鶴見区へというと結構遠いように思われる人が多いかと思いますが、我が家からは城北運河沿いに約30分。途中信号は一ヶ所だけという走り易い道です。
 
 昨年もこの時期に「咲くやこの花館」に行っていますが、丁度この時期に行くと花の写真が可愛くて使い易い小型のカレンダーが頂けるのが楽しみです。また、道中は寒いものの、この時期に暖かい温室の中でランや色々な花に出会えるのも大きな魅力です。(まさ)


館に入って直ぐにあるスイレン池

同上でのオオオニバス。外温と違い過ぎてカメラのレンズが曇ってしまって大変です

ラン

変ったランも咲いています

ネムノキを大きくしたようなマメ科の花

ブッシュカン(仏手柑)ミカンの仲間です

サボテンの仲間

咲くやこの花館前の池の飾り。クリスマスのムードです

鶴見緑地西入口付近のメタセコイア並木
高島町(滋賀県)程ではありませんが、車が通らず、ゆっくりと楽しめます

城北運河にはカモの仲間のホシハジロが沢山飛来してきています

冬の満月 

2016年12月15日 14時56分45秒 | 旅行/色々な風景
 昨日は午後から外出していましたが、夕方帰宅途中でふと気付くと真っ赤で大きなお月さんが見えたので、夕食後改めて部屋の窓から見上げました。

 夕方に見たような赤い色は無くなっていましたが、先月のスーパームーンに負けないくらいの大きさでした。晴れ渡った冬空に少し寒々しいような満月で,なぜか“静謐”という言葉を思い浮かべました。(まさ)


ポケモンGO  その後 

2016年12月14日 20時15分33秒 | その他
 7月28日付のブログで、“ポケモンGO”の危険性について触れましたが、案の定です。
ポケモンGOをしながらの運転中に事故を起こす事例が頻発しています。

 販売側も、取り締まり側も「運転中のポケモンGO操作を控えましょう(或いは止めて下さい)」ということは一応アピールしており、運転中の操作が見つかれば逮捕ということもありうる様ですが、クリスマス商戦を控えてメーカーは新キャラクターを投入して販売拡大を図るようです。

 運転中の操作が人身事故を引き起こす危険がある以上、メーカーはもっと社会的な責任を自覚すべきで、どうしても販売したいのなら、「操作できる対象地域を、交通事故に関係のない地域に限定する」ようなソフトを組み込むべきで、これができないならポケモンGO操作中に発生した交通事故などに対して全ての責任を車両運転者と共有するべきでしょう。(この点は、何か原発と同じような構造に思えて仕方ありません)

 製造者責任という意味をもう少し深刻に検討すべきだと思うのは私だけでないでしょう。(まさ)