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おばさんのよもやまばなし 食べる・歩く・俳句 by sino

平和産業

2008-03-29 09:12:53 | イラク関連~待っていても平和は来ない
生方先生(明治大学)から、コメントをいただきましたので。

こんにちは!私の構想を取り上げてくださってありがとうございます!
つくづく思うのですが、戦後平和憲法ができたときに、その精神を生かすため、
軍事大国から経済大国への転換でなくて、経済を平和産業を中心に整えていくこと、
そのために平和産業という理念を掲げて戦後経済が出発すべきだったのではないでしょうか。
では平和産業とは何かというと、命を大切にする産業、命を支え、命を救い、命を充実させる産業
と言えるのではないでしょうか。農業、食品製造、飲食、エネルギー、医療、福祉、
交通運輸、教育・研究、保険、芸術、娯楽(、観光・・・追加)などの産業が、この理念に沿って
運営・経営されたとき、これらは平和産業と呼ばれるべきだと思うのですがいかがでしょう?」
名古屋でもこんな方がいらっしゃいます。ご存知ですか?

存じておりますとも。名古屋第一法律事務所の加藤弁護士です。
以下の文は、加藤弁護士が2002年に書かれたものです。転載の許可をいただきましたので。

「愛知を平和産業都市に」
   ~道を誤ればミサイル標的にも~  弁護士 加藤 洪太郎
 小中学生の頃、矢田川まわりにいくつも爆弾穴の池があってザリガニ釣りを楽しんだ。
 川の南には入道雲を背に工場廃墟が林立。長じて学べば、それは、太平洋戦争さ中の1944年12月に
始まって63回に及んだ名古屋空襲の跡だと判った。
死者8630名、被害家屋14万1646戸にのぼる大惨事は、三菱発動機大幸工場(現在、ナゴヤドーム)
など軍需工場への爆撃が発端となり、次第に拡大してその基盤に及んだもの。
 今、この名古屋圏域は日本の航空宇宙産業のメッカ。鉱工業生産全国一の産業圏域となった。
 南に名古屋港、北に小牧と各務原の空港を配し、間を縦横に高速道路がめぐって
圏域内を結ぶ。高速沿線には多数の精密機械工場群と病院も。
  
 周辺事態法に併せ有事法制の立法ともなれば、名古屋圏域が日本最大の兵站地帯となるのに
そう時間はかかるまい。
 戦場で損壊する車両・攻撃ヘリを撤収し速やかに修理して再び戦場へ、負傷する将兵を収容して
治療を施す、等々、後方支援地帯として十分なのだ。
 アメリカがイラクを攻める間隙に朝鮮半島の緊張が進展する可能性、それを力で抑える戦略は
後方の兵站地域あって成り立つ。
 道を誤って行き着く近未来の様相が見えよう。
 日本に到達するミサイル兵器が半島にあることを甘く見てはなるまい。
 その時、歴史は一気に1944年にプレイバックする。
 
 小牧基地を廃止してユニバーサルスタジオジャパンのような文化的再開発で
地域全体が繁栄する道だってあろう。
 当面の分かれ道は有事法制を通すか廃案にするか。
 危険を回避して、人間の平和的生存権を守る政策を実現したいものです。
 地域経済社会の平和的繁栄のために。
コメント
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