gatagata道を行く

おばさんのよもやまばなし 食べる・歩く・俳句 by sino

ラッコ

2009-02-14 20:00:57 | Trip&Bike
釧路に現れたラッコに「くう」ちゃんという名が付いたそうな
ラッコのエピソードをひとつ
まだ東北新幹線が開通して間もない頃
東京出張のついでに仙台の友人を訪ねることにして、上野駅から「あおば」に乗った
たまたま隣の席に坐った初老の紳士と仙台までの2時間を過ごすこととなり
その紳士のはなし 彼は郷土史研究家のようだった

明治から大正のころ、塩竈など東北の太平洋沿岸では「ラッコ漁」うん?「ラッコ猟」が
行われていて、その毛皮が高値で取引された
極寒の海へ、とても危険な狩りだ 密漁も横行していたらしい

ラッコは水族館で見るだけ、アラスカあたりの生き物だと思っていたので
日本でラッコ猟が行われていたなんて驚いた

最近になって、戊辰戦争時のご先祖様が乗っていた「丁卯鑑」のその後を追った文書の中
にやはり東北のラッコ猟の記述を見つけ、あの紳士の話を思い出した
そしたら今週は「くうちゃん」 そりゃぁ釧路に来ても不思議はないさ
コメント (2)
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