…日本一は嬉しいですけんど、暑さで一番は、喜んでええがか、悲しんでええがか…ですわね…
ニュースである。
懐かしいイントネーション。
故郷の四万十町から近い…江川埼が連日猛暑である。
Y伯母から、電話で「毎日、サウナ風呂におるよ。涼しくなってから、遊びおいで」
という事であった。
四万十市江川埼は日本一暑い日…更新中らしい。
「日本最後の清流」といえば、「四万十川」を想起するほどに有名になっている川。
高知県高岡郡津野町の不入山(いらずやま)を源流とし、高知県中西部を逆S字を描くように蛇行しながら多くの支流を集め、四万十市で太平洋に注ぎこむ。
不入山から流れ出た川は、山間を縫いながら周辺の小川を集めてだんだん太く大きな流れになってゆく。
山清水を集めた川は清流の名にふさわしい透明な水をたたえて「窪川盆地」に入る。
「窪川」は現在「四万十町」私の故郷である。
この川のそばで私は育った。
泳ぎは「犬かきもどき」の私が、川遊びは大好き。もぐりも得意。
向こう見ずであった。
溺れかけて、T姉妹に助けられた事もある。
この姉妹は河童で、水泳の達人でもあった。
水を呑んで沈みかけのを二人がかかえて岸に引き上げてくれた。
水中で呑んだ水と空気を、噴水のように吐き出して、げほっげほっと息をした…と思う。
助けた者と助けられた者。お互いが思わず笑い出していた。
有難う。ときちゃん。とよちゃん。
二人の河童がいなければ、多分…私もいない。
故郷を離れてからよけいに、この川の豊かさが身に染みる。
去年里帰りの時も、暮れなずむ川の畔でしばしの時間を過ごした。
せせらぎの音を聞く。夕闇が濃くなると川の声が違う。
川はいつまでも流れている。
もぐって石を拾っていた自分の姿がよみがえる。
四万十川は美しい川である。
川が語りかけてくれる言葉を聞く。
思い出にひたる。
子供の頃の私は、いつも笑っている。
ニュースである。
懐かしいイントネーション。
故郷の四万十町から近い…江川埼が連日猛暑である。
Y伯母から、電話で「毎日、サウナ風呂におるよ。涼しくなってから、遊びおいで」
という事であった。
四万十市江川埼は日本一暑い日…更新中らしい。
「日本最後の清流」といえば、「四万十川」を想起するほどに有名になっている川。
高知県高岡郡津野町の不入山(いらずやま)を源流とし、高知県中西部を逆S字を描くように蛇行しながら多くの支流を集め、四万十市で太平洋に注ぎこむ。
不入山から流れ出た川は、山間を縫いながら周辺の小川を集めてだんだん太く大きな流れになってゆく。
山清水を集めた川は清流の名にふさわしい透明な水をたたえて「窪川盆地」に入る。
「窪川」は現在「四万十町」私の故郷である。
この川のそばで私は育った。
泳ぎは「犬かきもどき」の私が、川遊びは大好き。もぐりも得意。
向こう見ずであった。
溺れかけて、T姉妹に助けられた事もある。
この姉妹は河童で、水泳の達人でもあった。
水を呑んで沈みかけのを二人がかかえて岸に引き上げてくれた。
水中で呑んだ水と空気を、噴水のように吐き出して、げほっげほっと息をした…と思う。
助けた者と助けられた者。お互いが思わず笑い出していた。
有難う。ときちゃん。とよちゃん。
二人の河童がいなければ、多分…私もいない。
故郷を離れてからよけいに、この川の豊かさが身に染みる。
去年里帰りの時も、暮れなずむ川の畔でしばしの時間を過ごした。
せせらぎの音を聞く。夕闇が濃くなると川の声が違う。
川はいつまでも流れている。
もぐって石を拾っていた自分の姿がよみがえる。
四万十川は美しい川である。
川が語りかけてくれる言葉を聞く。
思い出にひたる。
子供の頃の私は、いつも笑っている。