サタノファニ読んで思った２

作中の「メデューサ症候群」って、強度のストレスに晒されたとき、スイッチ入ってバーサーカーモードになり、周囲の人間を皆殺しにしてしまう人格障害なんでしょか？

まだその辺ほとんど語られて無いので分からないですが、話の内容から想像。

で。

作中の主人公、無期懲役判決を受けて、島送りにされてしまってましたが。
罪を犯したときの状況を考えれば、いささか重いとまで言われてましたが。

仮にそういう病気だった場合。「メデューサ症候群」

フツーの社会から隔離するというのは正しいのかどうか？

こういうテーマで意見を出し合うと面白いと思いますね。
道徳の授業とかで。

極度のストレスで殺人鬼に変貌するような人間、フツーの社会に置いておけるか！島送りにするか、一生監獄に閉じ込めて世間に触れさせないようにするべきだ！

とか。

いや、これは病気だぞ？ストレスを緩和する薬を服用してもらって、可能な限りフツーの生活を送る権利は、彼女らにだってあるんじゃないか？薬でストレスを抑えられるなら、人を殺すような状況にならないかもしれないわけで。

とか。

一人の人間のために、その他大勢の命を危険に晒すなんて馬鹿げてる。病気だと言うなら、今後さらに増えていく可能性すらある。金が勿体ない。殺してしまうべきだ！

とか。

正義を考えるという意味で、ためになるんじゃないかなと。
思うんですけど。

立派な人の話やら、ダメな人の話やら。
そういうのを読むのもいいとは思うんですけど。

こういう形で、自分の中の正義を言葉にさせてみる、というのもためになるんじゃないかなぁ？
他人の意見に流されず、自分の意見を持てる人間になる勉強になりそうな気がする。

ちなみにこのテーマで自分の意見を言えと言われたとしたら。
こう答えますかねぇ。

「鉄格子付きの牢屋みたいな部屋で、有力な治療法見つかるまで幽閉すべき。でないと罪もない人が、たまたま患者のストレスが高まったときに居合わせたというだけで、殺されてしまう可能性がある」

だからまぁ、作中の島送り、半分くらい「仕方ないかな」と思います。
問題は、他のメデューサ少女がわんさかいる状況に投げ込まれる＝メデューサ少女たちも暴走に巻き込まれて死ぬ危険がある、だから。
そこのところは同意しかねますが。
やるなら独房に入れなきゃね。