連休最終日の今日、新しく買ったテレビで、前々からDVDだけ買ってはいた「仮面ライダーエターナル」を視聴したのですが。
面白さ云々で行くと、仮面ライダーアクセルの方が面白かったですかね。
正の方向の話じゃないので、正直、あまり燃えきれませんでした。
全く面白くないとか、そういうことは無いんですけどね。
主人公は仮面ライダーエターナルこと大道克己。
16才で事故死して、母であり死者蘇生を研究していたプロフェッサー・マリア(後のサイクロンドーパント)によって死者蘇生兵士「NEVER」として蘇った男ですね。
敵は「財団Xが、ガイアメモリの他に、現在スポンサーとしてついている」という研究の成果「超能力兵士」で。
多分、サイコキネシス、パイロキネシス、サイコメトリーの三分野のいずれか、または併せ持った人間。
最初「だったら、ラストバトルは生身対仮面ライダーになるの?実力的には互角かもしれんけど、絵的には美しく無いぞ」と思ったんですけど。
そこはちゃんとしてて。
超能力兵士の研究者・ドクター・プロスペクトがアイズドーパント。
(瞳の記憶を秘めたガイアメモリ「アイズ」で変身するドーパント)
(眼球型外部端末を装備しており、それを通して攻撃。他人の体に潜ませて操り人形にすることも可能)
(名前の通り、見ることを特化した能力も持っていて、敵の攻撃の半歩先を見抜き、予測することもできる)
で、自分たちの維持費稼ぎと、データ取りのための傭兵業で、テロリストの支配地域で戦っているときに、バッタリ超能力兵士と鉢合わせ。
不死身のゾンビ兵士に興味を持った彼らの手で、大道克己は拉致されてしまうんですけど。
拉致された先には本物の超能力者がいっぱい居て。
彼らは力のランク的には下位能力者らしいのですが、皆状況を望んでいるわけでも無いのに、羊みたいに大人しくしてる。
(全員、超能力兵士の適正が高いと見込まれて、世界中から拉致されてきたそうで。だから、望んでそこにいるわけがないのです)
しかし下位ランクとはいえ、一般人とは比較にならない能力を持ちながら、何故逃げないと問われて一言
「どーせ無理なんだ」「お前は何も知らないだけだ」「誰もドクターには勝てはしない」
最初からあきらめているんですな。
逃げられないから、諦めてて。
自分たちを理不尽に監禁しているドクターに抗うどころか、なんとかエリート能力者として取り立ててもらえないかとすら思っている。
それが不愉快だったのか、克己はこの超能力者牧場を破壊しようと動き出すのですわ。
最終的に彼らは克己の呼びかけに応えて立ち上がるんですけど、ドクター・プロスペクトの最後の保険「脱走が成功しそうになったら自死する」が働いて、脱走成功直前に無情にも全滅。
そこに至るまで、仲間がエリート能力者に焼かれたり投げ殺されたりもしたんでしょうけど。それが全て無駄に。
エリート能力者を倒すために、団結して弱い能力を結集して頑張ったのに。全部パァ。
その無情さ、残虐さに、この世の全てが嫌になった大道克己の手により、アイズドーパントは倒されて、変身者のドクター・プロスペクトも死亡。
その後、拡大自殺を望んだのか克己は「風都でデカイ仕事をするぞ」と言い放つ。
大まかな流れはこんな感じですね。
普通のヒーローなら、それでも俺は人の世を信じると言いそうですけど、彼はそうじゃなくて、もうこんな世の中いいや。人間なんかクソばっかじゃないか。という結論に達した。
ちょっと待てドクターに殺された人はどうなんだ、彼らは立ち上がったし、別にクソな行動なんかとってないじゃないか、と突っ込む人もいるかもしれませんが。
全滅したからね。
正しい心を持って必死になって頑張っても、大いなる悪に完全に敗北してしまったわけで。
所詮この世は悪のためにあり、善意など何の意味も無い。
そういう心境になったんでしょうな。
そこまでは分かるんですけど。
これは燃えるような内容では無いですよね。
正の方向じゃありませんから。
坂を駆け上るのは辛いですが、駆け下りるのは辛いとは思えませんからね。
(実際には足にかかる負担は駆け下りる方がきついんですけど、あくまで気分的に)
辛いことを精神力で乗り越えて、成し遂げるからかっこいいのであって、理解は出来ても易きに流れるのはかっこよくはないですな。
……とまあ、ちょっとクサすようなことを書きましたが、面白くもあったんですよ。
劇場版の補足やら、本編の補足やらがネタとして織り込まれていたので。
例えば、克己の仲間の「ヒートドーパント」「トリガードーパント」「ルナドーパント」「メタルドーパント」
全員NEVERですが、それぞれの生前の姿が回想シーンでありまして。
例えばヒートは連続強盗犯の元死刑囚で、死刑執行日に刑務所を脱走し、途中に看守に射殺された女で。
トリガーはおそらく元警察の特殊部隊。(SATみたいな感じの)
死因は殉職。
ルナは元極道。(もちろんそのときから薔薇族)
仲間の極道に裏切られて死亡。
メタルは山本太郎(おい)
環境関係の抗議デモをしていたところ、ウザく思った人たちに袋叩きにされて死亡したご様子。
……生前より今の方が充実した人生送れてるのではないのかなぁ?(ちょっと待て
あとルナドーパント。
戦いながら「○○に代わっておしおきよ!」とか言ってましたけど。
訴訟起こされても知りませんよ?(まぁ、コスチュームまで変えてたわけじゃないですから)
本編の補足はですね。
アイズドーパントと戦う前に、本編のラスボス「ユートピアドーパント」と戦うんですけどね。
この戦いで、克己に負けて死んでしまうんですよね。
だから、彼はNEVERだったんですな。
こういう補足は嬉しい。
面白さ云々で行くと、仮面ライダーアクセルの方が面白かったですかね。
正の方向の話じゃないので、正直、あまり燃えきれませんでした。
全く面白くないとか、そういうことは無いんですけどね。
主人公は仮面ライダーエターナルこと大道克己。
16才で事故死して、母であり死者蘇生を研究していたプロフェッサー・マリア(後のサイクロンドーパント)によって死者蘇生兵士「NEVER」として蘇った男ですね。
敵は「財団Xが、ガイアメモリの他に、現在スポンサーとしてついている」という研究の成果「超能力兵士」で。
多分、サイコキネシス、パイロキネシス、サイコメトリーの三分野のいずれか、または併せ持った人間。
最初「だったら、ラストバトルは生身対仮面ライダーになるの?実力的には互角かもしれんけど、絵的には美しく無いぞ」と思ったんですけど。
そこはちゃんとしてて。
超能力兵士の研究者・ドクター・プロスペクトがアイズドーパント。
(瞳の記憶を秘めたガイアメモリ「アイズ」で変身するドーパント)
(眼球型外部端末を装備しており、それを通して攻撃。他人の体に潜ませて操り人形にすることも可能)
(名前の通り、見ることを特化した能力も持っていて、敵の攻撃の半歩先を見抜き、予測することもできる)
で、自分たちの維持費稼ぎと、データ取りのための傭兵業で、テロリストの支配地域で戦っているときに、バッタリ超能力兵士と鉢合わせ。
不死身のゾンビ兵士に興味を持った彼らの手で、大道克己は拉致されてしまうんですけど。
拉致された先には本物の超能力者がいっぱい居て。
彼らは力のランク的には下位能力者らしいのですが、皆状況を望んでいるわけでも無いのに、羊みたいに大人しくしてる。
(全員、超能力兵士の適正が高いと見込まれて、世界中から拉致されてきたそうで。だから、望んでそこにいるわけがないのです)
しかし下位ランクとはいえ、一般人とは比較にならない能力を持ちながら、何故逃げないと問われて一言
「どーせ無理なんだ」「お前は何も知らないだけだ」「誰もドクターには勝てはしない」
最初からあきらめているんですな。
逃げられないから、諦めてて。
自分たちを理不尽に監禁しているドクターに抗うどころか、なんとかエリート能力者として取り立ててもらえないかとすら思っている。
それが不愉快だったのか、克己はこの超能力者牧場を破壊しようと動き出すのですわ。
最終的に彼らは克己の呼びかけに応えて立ち上がるんですけど、ドクター・プロスペクトの最後の保険「脱走が成功しそうになったら自死する」が働いて、脱走成功直前に無情にも全滅。
そこに至るまで、仲間がエリート能力者に焼かれたり投げ殺されたりもしたんでしょうけど。それが全て無駄に。
エリート能力者を倒すために、団結して弱い能力を結集して頑張ったのに。全部パァ。
その無情さ、残虐さに、この世の全てが嫌になった大道克己の手により、アイズドーパントは倒されて、変身者のドクター・プロスペクトも死亡。
その後、拡大自殺を望んだのか克己は「風都でデカイ仕事をするぞ」と言い放つ。
大まかな流れはこんな感じですね。
普通のヒーローなら、それでも俺は人の世を信じると言いそうですけど、彼はそうじゃなくて、もうこんな世の中いいや。人間なんかクソばっかじゃないか。という結論に達した。
ちょっと待てドクターに殺された人はどうなんだ、彼らは立ち上がったし、別にクソな行動なんかとってないじゃないか、と突っ込む人もいるかもしれませんが。
全滅したからね。
正しい心を持って必死になって頑張っても、大いなる悪に完全に敗北してしまったわけで。
所詮この世は悪のためにあり、善意など何の意味も無い。
そういう心境になったんでしょうな。
そこまでは分かるんですけど。
これは燃えるような内容では無いですよね。
正の方向じゃありませんから。
坂を駆け上るのは辛いですが、駆け下りるのは辛いとは思えませんからね。
(実際には足にかかる負担は駆け下りる方がきついんですけど、あくまで気分的に)
辛いことを精神力で乗り越えて、成し遂げるからかっこいいのであって、理解は出来ても易きに流れるのはかっこよくはないですな。
……とまあ、ちょっとクサすようなことを書きましたが、面白くもあったんですよ。
劇場版の補足やら、本編の補足やらがネタとして織り込まれていたので。
例えば、克己の仲間の「ヒートドーパント」「トリガードーパント」「ルナドーパント」「メタルドーパント」
全員NEVERですが、それぞれの生前の姿が回想シーンでありまして。
例えばヒートは連続強盗犯の元死刑囚で、死刑執行日に刑務所を脱走し、途中に看守に射殺された女で。
トリガーはおそらく元警察の特殊部隊。(SATみたいな感じの)
死因は殉職。
ルナは元極道。(もちろんそのときから薔薇族)
仲間の極道に裏切られて死亡。
メタルは山本太郎(おい)
環境関係の抗議デモをしていたところ、ウザく思った人たちに袋叩きにされて死亡したご様子。
……生前より今の方が充実した人生送れてるのではないのかなぁ?(ちょっと待て
あとルナドーパント。
戦いながら「○○に代わっておしおきよ!」とか言ってましたけど。
訴訟起こされても知りませんよ?(まぁ、コスチュームまで変えてたわけじゃないですから)
本編の補足はですね。
アイズドーパントと戦う前に、本編のラスボス「ユートピアドーパント」と戦うんですけどね。
この戦いで、克己に負けて死んでしまうんですよね。
だから、彼はNEVERだったんですな。
こういう補足は嬉しい。
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