素振りブログ。

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認知症

2019年09月07日 07時02分58秒 | 日記
今週の闇芝居は「とある青年が主人公。その青年に毎日『生活音がうるさい』という理不尽なクレームを入れてくる厄介な隣人の老人が、ある日死にかけていることに気づくも『厄介なジジィが死んでくれるんだ。ちょうどいいじゃないか』と放置したら、死亡後に青年の前に化けて出てきた」って話。

これねー。
ちょっと思うところがあったね。

例のマンションの工事の件で聞いた話なんですけど、打ち合わせ会議に参加していたマンション管理会社の担当者の方に。

こういう工事で「避けられない工事だからこっちの指示に従ってください」「従わないというならそのために発生する全ての不都合について全部責任を取りますという一筆を書いてもらうことになりますが?」
こういうことを言った場合、本当に一筆を書くのは老人が多いらしいんですわ。
で、数年後工事が邪魔された影響で、本当に不都合が起きて本人だけでなく上下階の人にまで災厄が襲ったりする。

なんてジジィだ!これは獅子王司にブチ殺してもらわなければ!!(オイ)

とか思ってしまいそうですが
どうもこれ、本人の性格の問題だけじゃないらしいんですよね。

認知症のいち症状なんだとか。

認知症というと、物覚えが悪くなったり、本人の中の時間が退行して、数十年前の設定に戻ってしまったり。
そういう記憶関係の不都合ばかりだけのような気がしますけど。

他にも

脳機能の低下による先を見通す力の低下。
混乱しやすくなるためによる自信の低下。
反対に自分を疑う力が低下するためによる頑固さの増強。

などがあるらしい。
ようは人格が破壊されちゃうらしい。認知症で。
残酷な話ですわな。

若い時は自立して皆を助けていた人が、老いて認知症になると、簡単なことですぐ混乱し、すぐ他人に助けを求めてしまう。そんなことくらい自分で出来るでしょ、ってなことでも「どうしよう」って相談してくる。

そういうことが起きてしまう。
認知症になってなくて、シャンとしているときのことを知ってる身だったら、見てる方も辛いですよね。
しょうがないことなんだけどさ。
所詮、人間は肉で出来た精密機械みたいなもんなんだし。
時間が経って脳の部品が劣化したら、そういうことも起きるのは普通のこと。
本人だって、自覚は無いだろうけど、本当は嫌なはずだろうし。

だからまぁ、工事の件はさすがに勘弁してくれ、てなもんですが、日常のちょっとしたことぐらいなら大目にみるべきなんでしょうかね。


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