高瀬好山の銀で出来た、鯉を観ましたが、うろこの数も本物と同じひげから、口から目、尾びれに至るまで、もちろん胴体も上手くうろこを繋げて動く。うろこは大きさを変え、通す軸とうろことに隙間を作って、動けるようにしてありました。
本当に精巧なつくりで、日本の職人さんの技術の高さには驚かされます。
もともと甲冑などを作っていたのが、江戸時代半ばから必要なくなり、技術を生かして色々な細工物を作るようになったとのことですが、殆んど海外向けに作られたようです。
京都の職人さんが、伊勢海老を作っていましたが、部品も百幾つかで、3ヶ月掛かるとか。
昔の万博用に作られた工芸品を直に観たことがありますが、現代では真似出来ない技術の高さで、見事さに魅了され、驚かされます。
工芸も好きで観にいきますが、現代アートじゃないと思うくらい独自の発想で制作されていたりして、決して古いものではなく、伝統の中に新しさがある素晴らしいものです。
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