何これ、レンタル一式プレゼント?
凄い、太っ腹!
「『また来年ね』なんてないから」。成人式中止で、振袖販売店の粋な対応に「こんなの、一生忘れない」(BuzzFeed Japan) - Yahoo!ニュース
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらず、成人式にも暗い影を落としている。北海道札幌市をはじめとして、全国各地で成人式の中止が相次いでいる。延期した自治体もある。政府が、緊急事態宣言を1都3県に出す方向で検討する中、東京都でも新成人たちに悲しい知らせが届いている。板橋区が式そのものを中止したほか、港区や足立区などが会場での開催中止を決断した。そんな状況の中、振袖のレンタル・販売を手がける「京都きもの友禅」が「あなたのハタチに『また来年ね』なんてないから」と粋な対応に乗り出した。ネット上では「感動する」と話題になっている。担当者に思いを聞いた。
京都きもの友禅が決めたのは、例年とは異なる「お祝い」だ。 参加予定だった成人式が、行政の判断で中止になった人と、オンライン開催になった人を対象に、同社で振袖を購入した人には金額に応じた「商品券」を、レンタルした人にはレンタルした振袖一式をそのまま進呈するというのだ。 「成人式が中止となっても、人生の大切な節目となる20歳に、着物に触れてほしい」との思いが込められているという。 また、式が延期となった人向けには、延期後の式が開催される月末までレンタル期間の延長サービスを提供する。 延長は、最長1年間を予定し、着付けとヘアメイクについても契約当時の内容で進めるという。
「一生ものである成人式を届けられれば」
どうして今回の対応に至ったのか。 担当者は「一生ものである成人式を実感してもらいたいと考えた」とBuzzFeed Newsに決断の背景を説明する。 昨年12月24日にこの対応が発表されると、Twitterには「こんな素敵な対応してくれていて感動してしまった」「こんなの、一生忘れない」などと賞賛の声が広がった。
送られたメッセージの内容
京都きもの友禅は、「あなたのハタチに、『また来年ね』なんてないから。」とのキャッチフレーズとともに、以下のメッセージを新成人たちに送っている。 《あなたの地域の成人式がどのような形式になったとしても、 どうか、ハタチをお祝いする気持ちは、縮小させたりしないでください。 むしろ、先行きが見えないこの時代に、 大人としての一歩を踏み出す皆さんへ、今まで以上のエールを。 今年だからこそ、大きな「おめでとう」を。送りたいと思う私たちです》