ベトナムのアオザイいいなぁ。1枚ほしいなぁ。ダンスで使っている人がいて、安いって言ってたけれど。
ベトナムには、ソンベ焼きがあります。18世紀頃からカオリンが出たので産地になったそうです。
豚の貯金箱、豚は富の象徴とか。20円でした。
多くが輸出用で、流行に左右され、世界で人気なのは、大きくても薄くて軽く、スタイリッシュだからだそうです。でもベトナム独特の伝統的なかえるの柄もあります。
磁土と陶土を混ぜて使い、ろくろを使って作ってから、5mmの圧さまで削ります。素朴な器だったのが、今は繊細で優美な高級磁器になっています。細かくて絵のような仕上がりで、自らデザインしていました。凄く素敵です。色が綺麗です。中国から技術が入ってきたそうです。伝統的な登り窯で、4日掛け1度に2000個程、ゴムの木の廃材で焼くそうです。
他にハノイの近くに、バッチャン焼きという焼き物があって、ゆがみや大らかさがあって、17世紀に日本にも伝わり千利休とか茶人も愛したとか。
大きく分けると、青い絵付けの青花フォアラン、一旦焼いてから絵付けする白磁、赤緑黄などを使った紅安南 赤絵、シンプルな青磁の器セラドングリーンの4種類。カオリンを使って、型を使って製作していました。
レンガの煙突型の窯で、練った炭で、1週間時間をかけて焼いていました。貫入が特徴です。
ソンベ焼きもバッチャン焼きも分業制ですが、海外でも活躍する作家のレー クァン チェンさんも、現代的な作品を作っていました。沖縄の新垣榮用さんもやっていた、中国から東南アジアに伝わった、盛り付けという手法で、立体的にしたりしていました。下書きなしで、大きな器に絵を描いていました。
戦争が終わって、制作出来る幸せを噛み締めているとおっしゃっておられました。
もうひとつ、日本とベトナムだけの共通点、トンボ柄が多いそうです。安土桃山時代に交流が始まり、日本からの注文でトンボの模様を描くようになったとか。トンボは前にしか飛ばないので、勝ち虫として印傳にも使われるように、日本では好まれる模様です。
意外なところで、日本との歴史が垣間見れるのですね。
蛙とトンボは、害虫を食べるということで、ベトナムでは好まれていました。
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