2020/03/12、昨日はまだツボミだったのに、パカッとシデコブシの花が咲き出した。
2020/03/13、もう満開である。上の方は毎年鳥がやってきて、つぼみの内に食べてしまう。随分美味しいらしい。だから、本当はもっとにぎやかな開花になるのだが、いつもながら、虎刈りみたいなおかしな格好になっているのが残念だ。
AUTO YASHINON 5cmF2
それでも、端の方に鳥が食べ残したものがある。シデコブシはコブシの仲間に違いないが、「木」の種類としてはとても古く、コブシの先祖に相当するらしい。その花の格好はコブシというより、ほとんど掃除用具のハタキに似ている。紺碧の空にハタキのような花がヒラヒラと風に揺れるさまは、何だか春らしい微笑ましさがある。2020/03/14、一転して真冬並みの寒さがやってきた。午後からはミゾレ模様だが、咲いてしまった花は、今更ツボミに戻れない。ここは我慢の一時だ。