今月(六月)も出来るだけ散歩に出掛けました。五月に劣らず、いろいろ多様な植物の花を見つけました。気温が三十度を超えるような日はちょっと出掛ける気もしませんが、出来るだけ涼しい日を選んでいます。撮影には少し曇っていた方が向いているように思います。強力な直射は植物の撮影には不向きです。
最初の「花」は、南天です。五月三十日に撮りました。数日前からチラホラ咲いていたのですが、写真としてはこの日がベストだったと思います。米粒のような白い蕾がしばらくの間風に吹かれておりましたが、咲き始めると次々はじけるように開きます。こうなると白い花びらが、風が吹くたびに舞い散ります。花は甘い香りでもするのか、よく見ると小さな虫が結構付いています。
七、八年前、正月飾りとして買ってきた南天の赤い実を取り置きして、春になって適当に庭に植えたものですが、盛大に育っています。今ではちょっとやり過ぎたと反省しています。
この時期、薬師池周辺の主要な花は、何といっても菖蒲と紫陽花です。随分多種多様なものが植えてあるようで、次々と開花します。それぞれ名前が付けられているのですが、いずれにしても菖蒲と紫陽花に違いありません。六月中を過ぎると菖蒲の花も少なくなってきました。ふと、差してある名札を見ると「江戸・長生き殿」と記載がありました。江戸時代の花を楽しむ人々の粋が感じられます。
この時代、盛んに品種改良が行われたようです。実際、どこがどう違うのか、サッパリ分かりませんが。
「江戸・長生き殿」です。
紫陽花です。時節柄ちょっと鬱陶しいので、出来るだけ爽やかなものを厳選しました。
バイカアマチャ(梅花甘茶)という名前らしいです。名前も面白いですが、姿形も変わっています。奇妙なアンテナのようなものは何でしょうか。
アフリカハマユウ(阿弗利加浜木綿)です。公園の事務所近くで見掛けました。多分、どなたかが植えたものでしょう。
ムラサキクンシラン(紫君子蘭)です。別名の「アガパンサス」の方が有名かもしれません。
車道と歩道の間の植栽にも咲いておりました。誰かが植えたのでしょうか。「阿弗利加浜木綿」も「紫君子蘭」も南アフリカ原産のようですから、園芸種として持ち込まれたものでしょう。雑草のようにはびこることはありませんが、放置しておいても毎年立派に咲いています。全く丈夫な花です。
Body α7Ⅱ/SONY
Lens Micro-NIKKOR-P Auto 55mmF3.5/Nikon
Mount Adapter NF-SαE Adapter/Rayqual
Filter φ52mm Pro1d Protector(W)/Kenko
Hood 無し