6月は「水無月」というけれど、今日(2日)は大雨。ここ数日は天気が悪い。それでも、昨日はカメラを持って出掛けてみた。今にも雨が降りそうな雰囲気だったが。
植物の再生の波は冬以外ほぼ年中というものもあるが、短いものでは4~5日というものもある。従って、1週間もすると新しい別の植物が芽を出し、新しい花を咲かせる。だから、毎回訪れる度に何かしら一つや二つ新しい発見がある。
この時期、五月中頃から六月中頃まで見頃を迎えるのが「ショウブ(菖蒲)」だろう。薬師池では人為的に棚田を作り、菖蒲を栽培(?)して、紫、黄、白、桃の花を見事に咲かせている。
ハナショウブ(花菖蒲)/5月16日
同時に、早いもので5月中過ぎから6月末頃まで、花を咲かせるのがアジサイだ。薬師池公園では、本当に多種多様なものがある。最初から自生するものばかりではないと思うが、この多様さには目をみはるものがある。中央に池があって、それを取り囲む小山と小さな沢や湧き水の出る環境が適しているのかもしれない。丁度東向き斜面や西向き斜面もあって、そんな環境に最適な植物が旺盛に育っている。しかし、この環境はかなり人為的なものであって、間伐や下草刈りをしなければたちまちジャングルになる。人が快適に過ごす空間を作るには大変な努力が必要なのである。
アジサイ(紫陽花)/6月1日
オカトラノオ(丘虎の尾)/6月1日
これまた何とも変わった名前の植物で、これから小さな白い花が咲くはずの一歩手前の段階。確かにここは小さな丘の東向き斜面である。昔の人は虎など見たことが無いはずなのに、どうしてこれが「虎の尾」に見えてしまったのだろうか。
ホタルブクロ(蛍袋)/6月1日
むかし、子供がこの袋のような花びらの中にホタル(蛍)を入れて遊んだことから、ホタルブクロ(蛍袋)と言われるようになったという話がある。確かに蛍くらいは入る大きさである。風に吹かれてふらふらと揺れる様子は何とも平和である。咲いていた場所は公園内の建物の近くなので、人為的に植えたものが野生化しているのかもしれない。
Body α7Ⅱ/SONY
Lens Micro-NIKKOR-P Auto 55mmF3.5/Nikon
Mount Adapter NF-SαE Adapter/Rayqual
Filter φ52mm Pro1d Protector(W)/Kenko
Hood 無し