連日の曇り、雨で今年の桜は諦めた。合間を縫って出掛けてみた。巷の春の様子はどんな様子だろうかと。今日のレンズは「Auto YASHINON 5cmF2/YASHICA」。お気に入りの一本だ。
植物(花)の写真は撮るけれど、その名前まではなかなか判らない。それらしいと判っても、確信を持てる程では無い。調べてみると、とにかく亜種、変種が多いのがこの世界だ。
植物学の博士に聞いてみたが、花だけで断定するのが難しいものは多々あるらしい。最終的には、花、枝葉、丈、根まで見ないと判らないものがたくさんあるとのことだった。
この時期、あちこちの傾斜面、土手に咲いていた。あでやかな黄色が目立つ。これは野生のヤマブキだと思うが、市販のものとはかなり異なるので比較は難しい。しかし、ヤマブキ色から金色(大判小判の色)とは、昔の人はよく言ったものだ。
いつもは四月中頃過ぎだと思うけれど、気の早いシャクナゲ(石楠花、石南花)がもう咲いていた。相変わらずド派手な花で、その存在感は余りある。
こちらはアセビ(馬酔木)というものらしい。古くは「アシビ」と呼ばれていたこともあったようで、実は「悪し実」から訛ったという話もある。「馬酔木」が示すように葉には毒性があるようで、「馬も酔い倒れる」らしい。小さな鈴のような花をたくさん付けて可愛らしいが、油断も隙も無い。
これはシャガ(著莪)という植物らしい。日本では比較的何処にでもある植物らしいが、今までジックリ見たことは無かった。シャガは花は咲くが実は成らず、根で増えるものらしい。
全く自信は無いが、これはムラサキツツジではないだろうか。低木でありながら、ひと際目立つ爽やかな紫である。これにも「オオムラサキ」「エゾムラサキ」「カラムラサキ」等と種類があり、何が何やら判らない。
深紅のツバキ(椿)と山桜の競演。桜も椿も散り際で、桜はハラハラと、椿はコロリコロリと花を散らせて地面を汚していた。しかし、こんな競演は初めて見たような気がする。
新緑準備中の木々だが、モノクロではいかにも寂しい風景になる。今回からモノクロにも挑戦しようと思っての最初の一枚だが、あまり力まず撮っていこうと思う。
ちょっとアンダーになってしまったが、岩にしがみつく根の形相が凄まじい。モノクロならではの迫力である。独特の世界観があるように思うのは気のせいだろうか。
普段見ることのない根だが、土が流れてしまったか、むき出しになっている。実際、大木ともなれば鬼のように根を張っているものだ。何とも凄まじい。
Body α7Ⅱ/SONY
Lens Auto YASHINON 5cmF2/YASHICA
Mount Adapter M42/MEX(Ping押しFlange無し)/FOTGA
Filter φ46 MC Protector NEO/Kenko
Hood φ46mm S/Walz
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