Tokyo Walker

諸事探訪

薬師池の今どき

2024年04月15日 18時32分10秒 | カメラ

 久々に晴れて、午後散歩に出掛けてみた。今年は三月中から天気が悪く、台風もどきの風雨だったり、寒かったりで桜の開花も随分遅れたようだ。その為か、ここに来て野の花々が一斉に咲き出した。

 庭のブルビネラ、スイセンやチューリップ、ツリガネスイセンも咲いている。薬師池の様子も日々忙しく変化しているに違いない。昨年、結構細かく見た筈なのに、結構新しい発見がある。ヤマルリソウ(山瑠璃草)、カキドオシ(垣通し)、ムラサキケマン(紫華鬘)ヒメオドリコソウ(姫踊子草)など。

 咲き始めたばかりのツツジ(躑躅)だが、これにも種類はたくさんあって、撮った写真を調べてみるとキリシマツツジ(霧島躑躅)というものらしい。何でも、鹿児島県下の霧島山の山中に自生するツツジの中から江戸時代初期に選抜したものが全国に広がったらしい。見ての通り、本当に綺麗な花だと思う。花は造形や色もさることながら、最も魅力的な部分はそのグラデーションにあると思う。

真似することの出来ない自然の絶妙な表現力である。刻々と変化する流れの中で、全てを記憶に留めることは難しいが、それを一枚の画像として固定することが出来た時こそ撮影者の至福の瞬間である。全ての物事が忘却の淵に押し流されても尚、記憶の底から蘇らせてくれる一枚に違いない。

 前回(三月末)は咲き始めたばかりのヤマブキ(山吹)だったが、今回は満開。新緑の中にあって、派手な黄色は良く目立つ。よく黄金に例えられるヤマブキ色だが、何分本物を見たことがないので何とも言えない。日本橋・高島屋で開催中の「大黄金展」を見るべきだったか。

 感度補正は使用しなかった。絞りは全てF1.4、シャッター速度で感度(ASA)を出来るだけ100になるように調整して撮影した。相変わらず前後強力なボケである。この結果から(好みの問題ではあるが)、もう一段絞っても良いかも、と思う。

Body   α7Ⅱ/SONY
Lens    NIKKOR-S.C Auto 55mmF1.2/Nikon
Mount Adapter NF/SαE/RAYQUAL
Filter   SL39・3 φ52 UV/Kenko
Hood    φ52mm Rubber/ETSUMI



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