スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

新装なった東京會館

2019-06-11 05:42:22 | 建物

1922年(大正11年)11月1日

「世界に誇る施設ながらも、誰でも利用できる人々の集う社交場」

として誕生した東京會館。

創業100周年を期して今年1月、建替えが完成し、

新生東京會館としてグランドオープン。

新たなステージを歩み始めた。

https://www.kaikan.co.jp

スタイリッシュなインテリアの中にも

東京會館の華やかな風格が漂うロビー。

上質感あふれるしつらえで出迎えてくれる。

1階にあるオールディダイニングの「ロッシニテラス」

ホール席が44席、ラウンジ席が24席、

皇居を望みながらダイニング、ラウンジ、バーと

あらゆるシーンで利用できるくつろぎの空間。

ロッシニテラスの隣にある

PASTRY SHOP 「スイーツ&ギフト」。

東京會館の味の世界を凝縮し、

進化させたペストリーショップ。

パッケージも生まれ変わり、

髙級感溢れるラインアップが待っている。

スイーツ&ギフトのさらに奥にMAIN BARがある。

入口から気品のある雰囲気があり、

機会があったらいつかここで

ゆっくりした時間を過ごしてみたいものだ。

カウンター13席、ソファー22席。

ランチ 11:30~14:30  ディナー 17:30~22:00(LO)

土日祝は定休だ。

1階の奥、エスカレーターで降りていくと

その壁にちょっとポップ調の

大きな壁画が目に飛び込んできた。

建て替える前からあった壁画なのか、

あるいは今回新しくしたものなのか?

新生東京會館は NEWCLASSICS「新しくて伝統的」を

テーマにしているが、そんなイメージの壁画だ。

地下1階にある鉄板焼の

TOKYO KAIKAN KAI(會)。

厳選素材の持ち味を最大限に引き出し、

和とフレンチを融合させた鉄板焼き。

ホール12席、個室2室 全26席。

建物奥、エレベーターホールの先の階段の下に

品位があってとても存在感がある

いぶし金のモニュメントを発見。

思わずパチリしてしまった。

7階にあるウエディングで使われるチャペル。

そこから新郎新婦が未来に向けて歩んできた。

ここの造りは優雅さや安心感、冒険する姿勢や、

遊び心を掛け合わせて考えたらしい。

こちらは神前結婚式の為の祭壇のある神殿と

そこに行くアプローチ。

どこもかしこもオープンしたばかりで

真新しく気持ちが良い。

7階の各宴会場に行くセンターにある重厚な柱と

それを取り巻き垂れ下がったシャンデリアは

迫力があり、人の心を魅了する。

6基あるエレベーターのホールロビー。

床のじゅうたんの柄、色がなんとも素晴らしい。

新生東京會館の NEWCLASSICS を

表現しているように感じる。

実は東京會館に来たのは、知人の息子さんの

盛大な結婚式にお呼ばれした為。

このバンケットルームはスペースはより広く、

天井髙はより髙く、より快適で洗練された

丸の内のおもてなしを受けた。

AV機器も新築の為、最新鋭の設備を備えている。

雰囲気も落ち着いていて大人の雰囲気。

とっても気に入った。

テーブルのバラの花、キャンドルも本物の良さが伝わってきて

それを見ているだけで気持ちが豊かになる。

東京會館はいたる所でハイレベルの

おもてなしを感じさせる。

宴席がスタートするにあたって

総料理長より本日のメニューの説明があった。

どれも東京會館の伝統的な

レシピが並んでいて本当に楽しみだ。

この良き日に向けて、新郎の父は

幾度も東京會館に来て打ち合わせをしたとか。

そんな思い入れがこのコースからも伝わってくる。

アミューズブーシュ

マグロとオクラの小さなタルタルキャビア添え。

ご覧の様に美しさといえ、料理の完成度といえ、

素晴らしいの一語に尽きる。

暫し見とれて、スプーンを入れるのを躊躇した位だ。

祝宴奏でる美食前菜盛り合わせ。

ますタイトルネーミングがすごい。

意表を突かれた感じだ。

そしてこれも美し過ぎる。

小さな花と瑞々しい葉のなんと生々して存在感のあることか。

 東京會館伝統のダブルコンソメスープ。

季節の野菜とロワイヤル。

これぞ東京會館の代表的料理。

このコンソメができるまでの過程は

さぞ繊細なドラマがあるのだろう。

舌平目のポーピエット。

洋酒蒸ボンファム。

いよいよメイン料理の段階に入って

これまたビックリのビジュアル。

しかもこれが魚料理。

総料理長~!すごいです!!

参りましたです。

季節のソルベ。

もうブログ上は無言にします。

シンプル is ベスト。

料理とは違いますが、このバター入れの器もすごいです。

正面から撮ったものではわかりづらいので

斜め横からもパチリ。

お客にバターが向いている器です。

牛フィレ肉のフォアグラ詰め

パイ包み焼きプリンスアルベール風。

パイ包みでこの焼き具合。

しかも300人分を同時に。

すごいですネー!

付け合わせの野菜も別の器にして本当に美しい。

この総料理長は絵画の才能もあるのか。

ベイクドアラスカ。

このデザートも総料理長が絡んでいるのか、

パティシエに任せていないような気がする。

料理の流れがデザートにまでつながっている。

そしてフランベの映像を流すなど心憎い演出だ。