スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

アマン(AMAN)京都

2020-12-09 05:03:39 | ホテル・旅館

アマン京都は本阿弥光悦ゆかりの美術文化の地、北山鷲峰地区に2019年11月1日に

日本で3番目の施設としてグランドオープンした話題のラグジュアリーホテル&リゾートだ。

因みに日本初上陸は伊勢志摩リゾート「アマネム」次に都市型ホテルの「アマン東京」と続く。

かつてここは所有者が織物美術館を創ることを夢見て年月をかけて庭を

はぐくんできた密やかな安息の場所だ。

市の中心部の喧騒から離れた静寂の森(2万4000㎡の敷地)は別世界を創り出している。

そしてこの隣には東急ハーベスト京都鷲峰などがある「しょうざんリゾート京都」がある。

ご覧のように今回の京都の旅でここアマン京都の森の紅葉が一番素晴らしかった。

金閣寺も徒歩圏にある当地、鷲峰地区は無数の山紅葉が彩る閑静なエリアで

江戸初期の琳派の創始者本阿弥光悦が居を構え、芸術村として栄えたことでも知られている。

明日のアップ予定のランチをいただいたリビングパビリオンの前には

一段深く掘り下げたロマンティックなテラスがあり、このパラソルやテーブルで

室外での食事を楽しむことができる。

この空間は一幅の絵を見ているようでうっとりする光景だ。

アマン京都の設計デザインはケリーヒルアーキテクツで自然の庭の繊細な美しさを

損なわないように配慮したデザインに仕上げている。

広い敷地内にアライバル棟、リビング棟、レストラン棟、スパ棟

客室全24室がある4つの宿泊棟、2ベットルームを備えるヴィラ棟2棟が

点々と配置されている。まさにアマン京都は悠々とした自然あふれる森の庭、

京都のユネスコ世界遺産17か所に近接し、旅館にインスパイアされた

広々として光が降り注ぎ、露天と内湯の天然温泉に浸かり、地元産素材を

使った伝統的な京都のおばんざいやイノベーティブ料理を

味わうことができる夢のような地だ。

客室パビリオンはいずれも日本旅館に受け継がれた伝統を踏襲しながら

モダンに昇華させ、自然の景観を最大限に尊重している。

木のぬくもりを感じるミニマルなインテリアは自然光も溢れ、

静かで落ち着いた空間になっている。その中でも特に目に付いたのが

かなり大きめの檜のお風呂。間仕切りを開けると露天風呂風に

なるのもすごい。ここでは洛北の森の豊かな自然を思う存分楽しむことができる。

林や谷間が続く中を緩やかに迂曲する苔生した石畳、

その頂上に生茂る北山杉と山紅葉の木々のさざめき、山から湧き出る小川のせせらぎや

地蔵が静かに佇む小径。そして突如現れる高台へ誘う石段など

京都の効用、自然に浸るには理想的で最高のロケーションの場所だ。

山紅葉、北山杉などの圧倒的光景におのずと視線は天に向いていくが

足元に目を配れば青々とした苔、その上に奥ゆかしく散った紅葉したモミジの葉。

ここもポエムの場である。

こちらは紅葉した木々のさらに上にスクッと伸びた北山杉の並木道。

規則正しく並んでいる姿はとても凛々しい。

壮厳な石門の外側にある日本料理の「鷹庵」

2020年4月1日にグランドオープンしたばかりの懐石料理店で

日本文化の本質に触れていただく時間を提供している。