スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

浦和エリア旨い店シリーズ ~その513~

2020-12-14 06:16:04 | 食~洋食

本格洋食レストラン 蔵KURA(くらくら)

さいたま市南区鹿手袋6-6-5

TEL 048-767-6313

定休日 月曜日 その他、月一回不定休

駐車場 有

3年前の2017年11月17日にオープンした蔵さんは

鹿手袋の静かな住宅街に佇んでいる隠れ家的な一軒家レストランだ。

正直あまり立地は良くないが、しかしここでしか無い空間を提供している知る人ぞ知る名物レストランだ。

外の庭には樹々の下でとても風情があるテラス席16席があるが寒い冬季は使用が不可になっている。

陽気の良い季節はさぞ素晴らしい雰囲気の中で食事を楽しむことができるのだろう。

どうやらこの設備を見ると夜はライトアップをして

建物と樹々が光で浮き出てロマンチックなお店に変貌しているのだろう。

ただ想像するのではなく是非一度そんな風景を見にまた来てみよう。

入口の所には種々な案内が掲示されている。

「テイクアウトのことでインスタグラムで最新情報が更新されている」とか、

本格洋食店蔵KURAのランチ案内とか、テラス席ではペットが可だとか。

その月、一ヶ月間の日程表だとか、よく見ればごく普通のインフォメーションだが、

庭の外棚のような入口の所に密集してある為この部分はえらく賑やかな感じがした。

外装の雰囲気も素敵だが、店内の造りはさらに素晴らしい。

約200年続く江戸蔵をリノベーションした非日常空間。

洗練された落ち着きのある雰囲気の中で天井も高いし、

とても気持ちの良い時間を過ごすことができるレストランだ。

まさに先人が残してくれた遺産を未来に繋いでいこうという考えは実に立派だ。

因みに店内はカウンター席が4席、白い応援席の椅子が高級感を得るテーブル席が20席、

前述のテラス席を加えると40席が用意されている。

店内はご覧のように荒木田の土壁がむき出しになっていて、

その壁の一ヶ所に竹で組まれた味のあるディスプレーが目に付いた。

柱や梁が補強されている中、縄でブレースにした一見すると耐震補強に見えるが、

実はこれも意匠デザインになっているのがおもしろい。

床の仕上げも土間という徹底ぶりがすごい。

「TODAY’S MENU」という看板を店員の方が持ってきたので思わずパチリ。

当店のランチセットはシェフの気まぐれ一品、

本日の鮮魚(豊洲市場からの仕入れ)、オムライス、ビーフカツレツ、ラムカレーライス、

ラムチョップハンバーグ、リブステーキの中から一品を選び、

それにスープorサラダ、ソフトドリンク1杯+300円で好きなデザートが付けられる。

当店のポリシーは「良いものをお安く」本格洋食をリーズナブルなCPで堪能できる。

粗挽き200gのハンバーグにオリジナルデミソース。

付け合わせにはきのことブロッコリーとポテトのピューレ。1,350円。

ハンバーグは本格的な手作り感が伝わってきてさすがという旨さが舌を満足させてくれた。

スープはミネストローネ、サラダはたぶん自家製のドレッシングをかけてそれぞれ逸品に仕上げている。

「蔵KURA」さんはまだ広くは知られていないが名店であることには間違いない。