京拉麺 美鶴 祇園店
京都市東山区富長町145
TEL 075-541-2540
定休日 無休
このラーメン店にたどり着くまでにちょっとしたドラマがあった。
京都の初日昼食は京都町中華の名店「盛京亭」と決めていたが到着早々悲劇が訪れた。
かやくごはんが名物の盛京亭は京都の街あれこれパート8で紹介した
祇園四条通りに面した花かんざしの専門店「金竹堂」の隣の路地、
しかも京都ならではの人がようやくすれ違えるくらいの
超細い路地の一番奥、突き当りにある。
スミダマンが着いた時には四条通り沿いに2組のウエイティング客がいた。
我々が待っている間にも有名店なだけにこの道を入っていく客が数組いて、
この路地では近所迷惑になるため、ここ四条通りで並んでくださいと、
前の組と一緒に注意しに行った。
約20分ほど待って我々の組の順番になって店に入っていくと、
前の組でごはん切れ。
申し訳ないが閉店ですと告げられ「嘘でしょう!」と
思わず声が出てしまうほどガックリ。
前の方も大変気の毒がって慰めの声をかけてくれた。
しばし落ち込んだが気を取り直し、
万が一、盛京亭がダメになったら抑えとして考えていた次の京都町中華の店、
ここから数分盛場の中に入った所にある
からしそばが売りの「平安」さんに向かった。
運良くすぐ見つかり入店をお願いしたら
「満席で30分は待つようになりますヨ!」との事。
もう返す言葉も無く、もうどこでもいいやと、
数分歩いた所にあった京拉麺屋になんのこだわりもなく入店した。
それが2019年12月4日にオープンしたというここ「美鶴 祇園」店だ。
捨てる神あれば拾う神あり。
もうこうなれば当店は入店した瞬間、素晴らしいお店に見えてしまった。
当店もほぼ満席。
時計を見ると午後1時10分。
夕食を午後5時半と早めに予約していたため、
とにかく座れてホッとしたのが偽らざる心境でした。
カウンター席の座席を見ると、いかにも京都らしい和の生地でできた椅子。
こんなことにも京都の素敵さに感服してしまうスミダマンでした。
ところが当店はラーメンを作る男性1人と
オーダーを聞き配膳する女性店員の2人しかいない。
オーダーしてもなかなか着丼せず、ここでもイライラが募ってしまった。
当店は券売機方式。
さすが京都は国際観光都市。
券売機に英語と中国語の注意書きが貼られている。
浦和エリアでは決して見ることのできない券売機だ。
当店の売りは濃厚鶏白湯ラーメンとか。
メニューは8種あり、おすすめ品は、あご出汁塩らぁ麺。
ここにも英語と中国語が描かれていて、
コロナ前はいかに外国人がラーメンを食べに来ていたのか、
これを見るとよくわかる。
壁には外国人観光客が喜びそうな店舗デザイン、
歌舞伎役者をイメージした絵が壁に描かれていた。
スミダマンがオーダーした特製濃厚鶏白湯らぁ麺1,050円。
具材に肉団子が付いているのが特徴。
ネギはもちろん九条ネギだ。
スープは濃厚鶏白湯といってもサッパリ系。
結構なそれなりのレベルの味だと思いますヨ。
肉増し背脂醤油らぁ麺1,200円。
京都ではチャーシュー麵と言わずに肉増しと言うのかしら。
お味はグッドだそうです。
背脂醤油らぁ麺950円。
旨いか否かではなく、とにかく食べるのが先決のランチタイムになってしまいました。