スミダマンのほのぼの奮戦記

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南禅寺三門と桜

2022-04-18 06:19:05 | 旅 ~京都

手書きで温かみのある南禅寺全景図。

図の左下エリアが先日アップした南禅寺界隈別荘群地域。

左上の道を行くと紅葉で有名な永観堂、

さらに閑静なエリアを歩いていくと桜並木の名所・哲学の道に出る。

右下の金地院の前の通りを行くと明日アップするインクラインに出る。

勅使門の通りから三門に向かって撮った1枚。

桜の花がチラホラ見えます。

南禅寺はスミダマンのブログで確か2回目。

2017-12-16付「秋の早朝の南禅寺」でアップしていますので

よかったら見て下さい。

これが有名な南禅寺の「三門」。

この三門は伊勢伊賀の領主・藤堂高虎公が大坂夏の陣で戦没した

藩士の霊を弔うため寛永5年(1628年)に建立寄進されたものである。

楼上には宝冠釈迦如来座像を本尊とし、

その脇には月蓋長者、善財童子、左右に十六羅漢を配置、

本光国師、徳川家康公、藤堂高虎公の木像を中心として、

一門の重臣の位碑、戦没藩士の位碑等が安置されており、

毎年法要が行われている。

南禅寺には何回も来たが、この三門には今回初めて登った。

皆さん、一度は「絶景かな、絶景かな」という言葉を聞いたことはありませんか?

この言葉は、かの有名な石川五右衛門が歌舞伎の「楼門五三桐」の中で、

南禅寺三門からの満開の桜の景色を愛でて言った台詞です。

この三門は別名「天下竜門」とも呼ばれ、日本三大門の1つに数えられています。

因みに三大門の残りの2つの門は知恩院と久遠寺(山梨県)です。

三門の眼下に見えるのが、南禅寺の塔頭のひとつ、天授庵。

暦応2年(1339年)に南禅寺の第15世であった虎関師錬が、

南禅寺開山である無関普門を祀る開山塔の建立を願い出たところに

その庵として創建された白砂と苔の美しい枯山水の東庭、

南北朝時代の古庭の味わいを持つ池泉回遊式の南庭がある。

天授庵は紅葉の名所で是非一度は行きたい所だ。

法堂の横で満開になった枝振りの立派なソメイヨシノ。

沢山の人が立ち止まってシャッターを押していた。

南禅寺内でもう1つ有名なエリアがこの史跡琵琶湖疎水の「水路閣」。

琵琶湖の疎水事業は京都府知事・北垣国道の発意により、

田辺朔郎工学博士を工事担当者として明治18年に起工され、

同23年に竣工した。

水路閣はこの疎水事業の一環として施工された水路橋で、

延長93.17m、幅4.06m、水路幅2.42m。

煉瓦造アーチ構造の優れたデザインを持ち、京都を代表する景観の1つとなっている。

この水路橋は西欧技術が導入されて間もない当時、

日本人のみの手で設計施工されたもので、

土木技術史上、極めて貴重なものである。

平成8年6月に日本を代表する近代遺産として国の史跡に指定された。

このように歴史的価値がある水路橋は、別の顔を持っている。

それは若い女性、特に着物姿の女性、若いカップルのフォトスポットで、

この写真の横にはウエイティングの女性達が沢山いた。