スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

清水寺のライトアップ

2022-04-22 06:15:49 | 旅 ~京都

美味しい三嶋亭のすき焼をいただいた後、

この日がライトアップ最終日という清水寺へ向かった。

清水寺エリアに近づくと道路は大渋滞。

いつ到着するかわからない状態になったため途中下車。

徒歩でようやく清水寺の仁王門のところにたどり着いた。

ライトアップされた朱色が鮮やかに浮き上がった仁王門と三重塔が迎えてくれた。

さらに境内を進んでいくと紅枝垂桜、枝垂桜、そして新緑の葉の3色のグラデーションが

ライトアップで浮き出された妖艶な美しさは言葉を失うほどの見事な光景だった。

西門の下からの三重塔と西門の桜。

高さ約31m、国内最大級の三重塔。

現在の建物は1632年に再建されたもので重要文化財。

西門は1631年に再建のもので、ここから見る西山の日没は素晴らしく

極楽浄土に往生する入口の門だ。

これも重要文化財。

それは桜のライトアップが美しいのは当然だが、

青く芽吹いてきた樹々のライトアップもとても新鮮で目に迫ってくる。

観音様の慈悲を表す青い一筋の光が輝く、清水寺の春の夜。

心が洗われる光景にウットリ。

清水寺から見た京都市街の中心部。

そして京都タワーを見ていた人が大きな声で言った。

「ウクライナ国旗のカラーにライトアップしているゾ」。

山の向こうに小さくライトアップされた三重塔は子安観音(千手観音)をお祀りし、

その名の通り、安産に大きく信仰を集めている小安塔(重要文化財)。

本堂(清水の舞台)外陣の西側に祀られている出世大黒天像。

仕事運や金運が上がる霊験高き大黒様だ。

本堂にはこのように大勢の参拝者が祈りを捧げていた。

お寺のお香の香りは一種独特の雰囲気を演出する。

夜の参拝もまた違った良さがある。

清水の舞台から見た奥の院のライトアップは一段と輝きを増し、

この世のものとは思えぬ時が流れていた。

この奥の院の真下に有名な音羽の瀧がある。 

ところで、この写真をアップして気がついたのですが、2枚目の写真

右側の奥の院の屋根の左上、龍が頭を出している様に見えませんか? 

竜神様が出た!!・・・・

 

春華やぐ京の都では市内のあちらこちらで桜のライトアップや

社寺の夜間特別拝観が行われている。

古都を彩る清水の美しく幻想的な春の夜を心ゆくまで楽しむことができた。

大渋滞の中を苦労してきた甲斐があったというものだ。

帰りは清水寺を出て参道を進み右に折れるとまたまた有名な産寧坂(三年坂)に出る。

石段を下る所に1本枝垂桜がほのかにボンヤリと見え、

その情緒に浸りながら帰路についた。