スミダマンのほのぼの奮戦記

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円山公園の祇園しだれ夜桜

2022-05-11 06:02:00 | 自然

菊乃井さんの懐石料理を堪能した後、

酔い覚ましでブラブラ7~8分歩いていると円山公園に出てきた。

円山公園の桜は京都随一の桜名所で、

開花の時期には公園全体が桜の花で飾られているような美しさを誇る。

特に2年ぶりにライトアップされた祇園しだれ桜は、

ただただ妖艶で美しく思わずため息が出るほど見とれてしまう。

京都円山公園は明治19年(1886年)12月25日に

開設された京都最古の公園で面積は86,641㎡。

この中に枝垂桜、染井吉野、山桜など約700本もあり、

歌人・与謝野晶子は「清水へ祇園をよぎる夜月夜 こよひ逢う人みなうつくしき」と歌い、

円山公園の桜を愛でたという夜桜の名所だ。

この祇園しだれ桜の正式名は

「一重白彼岸枝垂桜(ひとえしろひがんしだれざくら)」といい、現在のは二代目だ。

初代は樹齢200年余の名桜で昭和13年に天然記念物に指定されたが、

昭和22年に枯死してしまった。

現在ある桜は昭和3年に桜守15代・佐野藤右衛門氏がサクラから種子を採取し、

畑で育成したものを同氏の寄贈により昭和24年に現地に植栽したものだ。

樹高は12m、幹回り2.8m、枝張り10mあり、

現在は16代目・佐野藤右衛門が桜守をしている。

因みに祇園枝垂れの3代目もしっかり育てられているとか。

祇園しだれ桜は土が盛られた少し高くなった場所に植えられており、

そこに夜はかがり火の演出が加わり、

まるでステージに立つ名役者のように見えてしまう。

この夜桜ライトアップは10時に消灯され、4月10日まで続けられた。

円山公園の他の桜の元では久し振りに夜桜の花見宴会風景も戻ってきて

ちょっとずつ賑わいが帰ってきた。

こちらは隣の八坂神社の提灯で明るく照らし出された本殿と舞殿の風景。

雰囲気ありますネー。