京都府立植物園の北山門から出て左へ賀茂川方面へしばらく歩くと
八重紅しだれ桜の並木道で有名な半木の道(なからぎの道)に出る。
蛇足になるがこの石碑を見ても京都はロータリークラブよりライオンズクラブの方が
活動が活発的な印象を今回の旅でも感じた。
京都の中心を流れる一級河川鴨川はこの地域になると表現は同じでも文字が賀茂川に変わる。
この賀茂川の北大路橋と北山大橋の間、京都府立植物園沿いに800メートルほど続く
小径が春には八重桜しだれ桜でトンネルのように咲き誇り桜の名所として有名だ。
また、1年を通してこの賀茂川の両岸サイドは
地元の人々の散歩やジョギングコースとして親しまれている。
散歩の後は北山にあるカフェでお茶するのがおすすめのコースだそうだ。
これだけ見ても京都の人達はとても恵まれていると、うらやましくなる。
今の府立植物園のある地はその昔、神木が流れ着いたという由縁から
流木(なかれぎ)神社の森といわれていた。
その流木(なかれき)が半木(なかれぎ)になったのは、
繰り返される洪水のために流されることを嫌って
流木(なかれき)が半木(なかれぎ)に変えたという説がある。
今回の旅で桜開花状況をずーっと追ったが、
ここ半木の道と妙心寺退蔵院の紅枝垂桜の開花が他の桜より毎年遅いため、
とても気になっていたがこの日はどうやら5分咲きくらいにはなっていただろうか?
かなり雰囲気は出ていたと思う。
鴨川にはこの写真のように所々に小さな段差を設けていて
その風情がいかにも京都を演出していて水の音が伝わってくるようで
いつも感心しています。
それがどうしてこうなっているか調べてもいまいちわかりません。
詳しい方がいらっしゃいましたら是非コメントくださいませ。
逆に何ヶ所か飛び石が置いてあるのは河床の安定を図るというのが主目的のために設け
横断構造物(これを帯工という)で水位が低い時は人が渡ることができる
二次的役割を果たしているそうです。
また、このエリアは大学など学校が多くあり水辺で遊び楽しんでいる姿が青春そのもので
素晴らしい環境で青春を謳歌しているナーと伝わってくる。
京都は都会なのに多くの野生の鳥が生息しているのも驚きだ。
この鵜も然り、鴨も然り、あの美しい姿の鷺も然りだ。
これらの野鳥を見ることによって京都の風情の深さ、重さがさらに一段ちがってくる。
葵橋付近から上賀茂橋付近までが特に桜のトンネルで美しい。
大文字や賀茂川のせせらぎを背景にソメイヨシノが帯のように咲き揃う。
対岸の半木の道のこの付近の紅枝垂桜も満開に近づいてとても華やかだ。
やはり京都の春は素晴らしい。