「ウクライナとプーチンと今後の国際情勢」と題して、
ロシアによるウクライナ侵攻を振り返りつつ、
軍事面から見た今後の国際情勢の見直しや米中の動向、
台湾有事等について軍事専門家の講演を聞いてきた。
軍事ジャーナリストの黒井文太郎氏は1963年、福島県いわき市生まれ。
横浜市立国際関係課程卒業後、講談社を経てフリーに。
以後ジャーナリスト(国際紛争専門)、月刊「軍事研究」記者、
「ワールド・インテリジェンス」編集長などを経て、軍事ジャーナリストとなった。
これまでニューヨーク、モスクワ、カイロに居住経験があり、海外取材多数。
執筆のほかテレビ・ラジオでの解説も行っている。
プーチンは変わったわけでも判断力を失ったわけでもない。
自国民を爆殺して外部の敵を仕立て上げ、愛国心を煽り、
は向かう勢力は無差別砲爆撃し、民主主義者は弾圧する。
彼はKGB時代の大国意識・強権支配意識から何も変わっていないのだ。
プーチン大統領の略歴。
1985年より東ドイツでスパイ活動をやっていた。(32歳)
これが2月24日に発せられたプーチン大統領のウクライナ侵攻の命令内容。
今回はこのレジメをもって講演内容とさせていただきます。
なお、氏は20年間プーチンをウォッチしてきて、
プーチンのことを侵略マインドのある人でヒトラー的。
また、信念の人で今まで負けたことがないと指摘していた。
この6項がこの講演の内容テーマ。
ウクライナ戦争~プーチンは何を考えているのか?
ナチスと共通するプーチンの手法
ウクライナ戦争~第3次世界大戦/核戦争はあるのか?
新冷戦の構図
日本の安全保障はどうなる? 北朝鮮編
日本の安全保障はどうなる? 中国編
ウクライナ侵略で日本の安全保障は?
最後に氏は思いがけない学生時代のエピソードを披露した。
氏が大学2年生の時、シリアに普通の旅をしていた時、
当地のユースホテルで日本人の大学5年生と出会い、
中東PLO事務所(難民事務所)の訪問に誘われ一緒に行った。
35年前の出来事で、この行動がその後の氏の軍事ジャーナリストへの道につながる
決定的で運命的な分かれ道になった。
その相手の名前は清水勇人という人だ。(現さいたま市長)
是非一度お会いしてこのことを話したいと最後に語った。
講演会場風景。